和知町にある長老山という山に登ってきました。標高が916メートルの山です。今回はファミリーコースで楽な方を選んで挑戦。
登りはじめてすぐのところに「七色の木」というのがありました。一本の木の幹から他の木が生えている木で多分紅葉の季節とかに見ると七色に見えるのでしょう。立派な木でした。
途中で見つけた虫。巨大なダンゴ虫かと思いきや、ヤスデの仲間だそうです。
途中で見つけたキノコ。何かはわかりません。
頂上近くでシダ類が群生。コケ類も群生していました。この後道が開けたと思ったら関電の施設があってちょっと幻滅しましたが、それを横切り最後の坂を上りきると、
頂上に到着。残念ながら天候が思わしくなく小雨がぱらついて深い霧の中にいるような状態で、頂上から景色を見下ろすことは出来ませんでした。
頂上に突出している岩。まるで持って来て置いたような位置にありました。
天候は悪かったですが強い雨に降られることもなく無事に登りきることが出来ました。久しぶりの登山(何年ぶりかな)でしたが、山道を歩いていると、だんだん感覚が研ぎ澄まされてくるのがわかります。普段情報過多の生活をしていると無意識に色々な感覚を閉じている状態になっているのでしょうね。体が慣れてくると感覚が開いてきて爽快な気分になっていることに気がつきます。たまに自然の中に身を置くことは必要なことなのだと思います。そして山の中は人間以外の色々な生き物で満たされているという当たり前のことに気づかされます。他の生物を排除した人間社会が如何に異常なものであるか再認識。
オクラの葉の上のアマガエル。
次の日に泊めていただいた家の畑でオクラを収穫させていただきました。
その後「蛇ヶ池」という池に行くことになりましたが、下調べが不十分で、山の中腹に有ると思い込んでいたので、たどり着けずに帰ってきました。次回は是非行ってみたいです。
この池には伝説があって、干ばつに苦しむ村のために村の美しい娘が竜王に願掛けをして、自分が龍となって村に雨を降らせようとしたのですが、満願成就する日に父親に願掛けをしているところを観られてしまい、龍になれずに蛇となってこの池に姿を消してしまいました。 その後猟師に自分を殺してくれと頼み、金の銃弾で殺された時に雨を降らすことができたというようなお話。ウル覚えなので細かいところは違うかもしれませんが。
池は山頂にあって(648メートル)、流れ込む川も何も無いのに水が無くならないそうです。水が湧き出しているのでしょうか。
久しぶりの山登りで足が痛いですがリフレッシュできました。