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バードマンズBAR改~むしろトリ

映画、音楽、アニメ、漫画、女優など興味あることについてつぶやきます。

セスジスズメ

2019-10-11 02:07:42 | 

コスズメ以外のスズメガを育てる機会がありました。

セスジスズメの幼虫。真っ黒なボディに黄色の斑点。目が12個あるそうだが、どれが目なのか確認できなかった。おそらく小さな目が6個づつ両側にあるのだろう。蜘蛛は8個の目で、生まれてから形が変わらないのでそのままだけれど、彼らは幼虫の時だけ12個の目を持つ。何の必要があるのだろうか。意味のわからない仕様だ。

終齢幼虫になってくると白い斑点が現れ(漆黒に浮かび上がる銀河のようだ)、真っ黒から少し緑がかってくる。蛇に擬態しているらしいが、まぁ蛇には見えない。彼らは他の生物に襲われたときに反撃する手段を持たない。毒を持っているとか強烈なにおいを放つとか全くなしである。なのにこんなに目立つ姿をしているのは生存戦略的にどうかと思うが、捕食者たちには効果があるのだろうか。 ちなみに餌は「ヤブガラシ」という、わりととどこにでも生えているつる植物なのでお手軽に育てられる。

コスズメと同じように簡易に繭を作る。

セスジスズメは繭を作ってから蛹になるまでが早かった。コスズメは数日かかっていたが、これは2日ほどで蛹になった。

個体差があるのかもしれないがコスズメに比べてスマートでクールな優等生に見える。蛹になりたては薄い緑色で美しい。

色が黒くなってくると羽化が近い。

これも残念ながら羽化の瞬間は見逃したが、おそらく羽化直後の様子が見られた。

完全変態の様子は壮大なドラマを見るようで何度見ても飽きることが無い。

戦闘機のようなフォルムはコスズメとそんなに変わらないが、配色がシックな装いでラインが際立ってお洒落である。

すっかりスズメガを育てるのにはまって、今現在、羽化待ちの蛹が10匹(ほぼコスズメで一匹だけセスジスズメ)くらい居るスズメガブリーダー状態であるが、寒くなってきたので越冬の可能性もあるかもしれない。

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完全変態

2019-08-28 16:19:19 | 

ブドウの苗を植えて2年目。まだ花は咲かず枝葉を伸ばしているだけなのだが今年になってスズメガの幼虫が付くようになった。とんでもなく葉っぱを食べるので、最初のうちは除去していたが、気まぐれで育ててみることにしてみた。

これは緑色タイプのコスズメの幼虫と思われる。スズメガの幼虫はある日突如大きなのが現れるので、どこからかやってくるように思うけれど終齢に近くなると突然巨大化するらしい。(それまでは小さいので見つけにくい)

暫くすると簡素な繭を作って蛹へと変化し始めた。

幼虫から蛹への変化というものを観るのは初めて。色が緑色から褐色系に変化して体に節が出来てくる様子が見え

お腹と翅、口と目が出来てくる。

そして色が段々黒ずんでくるのです。

蛹というものは「動かない」という印象をもっていたのだけど意外と良く動く。丁度人間が寝ているときに寝返りを打つようなものか。蛹の中でどんな夢を見ているのだろう。ある本で読んだのだが、蛹の中身はどろどろの液体らしい・・・。何故こんな劇的な変化を伴う生態を選び取ったのだろうか?不思議である。ほとんど動けなくなること自体、生命にとって危険で危機的状況を作り出すというのに。

そしてある日、蛹を観たら何か様子がおかしい。残念。羽化に失敗したかと思ったら

知らぬ間に羽化していた!。

羽化の瞬間を見ることが出来なかったのは残念だが、無事成功したのは良かった。この翅の形、「未来少年コナン」に出てくる巨大飛行艇「ギガント」を彷彿させる。昆虫の中では飛ぶスピードが最速の部類に入るそうだ。幼虫の時に小さかった目が大きくなり、足は華奢で弱弱しく見える。なんといっても体に生えている毛がヌイグルミのようで虫らしからぬボディも魅力的。

それにしても緑色の芋虫がこんなに美しい蛾になるなんて。まるで中二病の中学生が高校デビューするかのように同一の生き物とは思えない。卵から幼虫、蛹から成虫と一生に二度生まれるみたい。 写真を撮りまくった後、庭で解放した。

餌に入れていたブドウの葉っぱを利用して簡素な繭をつくっていたが、これを瓶からとりだそうとすると意外と頑丈に作られていることに気づく。糸を網目状にして葉を固定している様子が見える。雑な繭とバカにしていたが命を守るためのシェルターなので考えてみればそんなに粗雑につくるはずもないだろう。これはこれでオブジェのようで美しい。

蛹の抜け殻。実はこの後あと3匹幼虫から育てたのだが、いづれも羽化の瞬間を見逃している。だが蛹がどんな状態になれば羽化が近いかということを知ることが出来たので次の機会があれば羽化を観察できる可能性が高いだろう。コスズメばかりなので今度は違う種類のスズメガも育ててみたい。

 

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群馬県へ②

2018-10-19 01:13:13 | 

桐生市に着いて丁度お昼時を少し過ぎたくらいで昼食をとるところを探していました。事前にネットでたまたま知ったお店「芭蕉」というところ。かなり個性的な店内。

この壁に描かれた壁画は店主さんが棟方志功氏に頼んで描いてもらったものらしいですが、初代の店主さんが気に入らなくて描いてすぐに漆喰で塗りつぶしてしまったものを現在の店主さんが削り出したそうです。昼食後、今回の旅の目的地の美術館を目指します。

山手の方に向かいます。こちらの山は京都の山と比べると尖っている山が多い印象。電車の車窓から見た「赤城山」は火山性の裾野の広い山で印象的でしたが写真はありません。

坂を登ったところに見えてきました「大川美術館」です。

「大川美術館」で開催されている「松本俊介~アトリエの時間」という展示を観に来ました。こちらは俊介の没後70周年・大川美術館開館30周年という節目の展覧会。4期1年に渡って催される展覧会の第一弾展示。あわせて記念展示「俊介のアトリエ再見プロジェクト」も観られるということです。俊介のアトリエに有ったものが実際に目にすることが出来る貴重な機会。

展覧会場は勿論撮影禁止なので展示室外で雰囲気だけでも。フリーのちらしにアトリエ再見プロジェクトの写真が載っていますが、ここで載せるのは控えておきましょう。

 つづく。

 




 

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Aスタジオ~杉咲花さん

2018-07-20 12:42:15 | 

地震やら酷暑が続いていますがいかがお過ごしでしょうか。

以前、「杉咲花」さんは絶対にブレイクすると予言していましたが当たりましたね。朝ドラの主役級の出演後、映画、テレビに引っ張りだこ状態です。『メアリと魔女の花』ではメアリの声を担当。まぁ映画は一杯詰め込過ぎで空回り気味でしたが、冒頭のシーンが一番良かったです。それはさておき、おかげで「次はだれが来るのか?」と聞かれますが、たまたま当たっただけなので、そんなことはわかりません。でもまたそのうち世迷言を言い出すかもしれません。

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虫3種

2018-06-18 01:25:29 | 

久しぶりに鞍馬山~貴船を散策。貴船川沿いで見つけた虫

「ナミヘビトンボ」トンボとはいうもののウスバカゲロウに近いそうです。電柱にとまっていました。近くで観られるのは珍しい。

「ミヤマカワトンボ」川沿いで観られるトンボ。そんなに珍しくはないけれど金属的な光沢のあるボディが美しい。

1センチにも満たない小さな虫です。最初はツノゼミの仲間かと思っていましたが、同定の結果「テングアワフキ」というアワフキムシの一種のようです。鞍馬で天狗に出会うとは運が良いかもしれません。

コメント (2)
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