・・・てんてんてん。

とっぴーの非生産的な日常とその実態。

ゆきのひのたんじょうび

2015-11-10 23:21:54 | weblog
『ちひろ美術館・東京』に行ってきた。
名前の通り、画家いわさきちひろの作品を展示する美術館です。
西武新宿線の上井草駅下車、徒歩7分くらい。

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雨の日に美術館。



たまにはこういうのも良いじゃない。



チケットとパンフレット。

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こどもに対する愛情というか、かわいらしいものに対する愛が溢れているなぁと感じました。

シンプルな構成なのに、そこに見える微妙な表情の違いにハッとさせられる。
100%の笑顔を感じる絵はなく、どこか表情に影を感じるような絵も多いように思う。
この子は今どんなことを考えてるんだろう?
何かあったのかな?
そう考えさせる、考えたくなる、そんな絵が多い。
でも、それを描いている作者の大きな愛情がそこにはある。
こどものいろんな表情を知っているんだから。

色のない部分と色のついた部分との対比にドキッとさせられる。
ぬいぐるみなどの小物と花や鳥など生き物の鮮やかな色遣いに比べて、こどもには淡い色や地味な色が多いようにも思う。
淡い色は儚げな印象、守ってあげなきゃいけないような、そんな気持ちにさせられる。
鮮やかな小物や花たちは、子供たちのあこがれ、子供たちの将来が明るいものになる、そんな予感を感じさせる。

戦争の中を生きる子供たちの絵は、全てこどもの目線で描かれていた。
こどもの不安そうな表情が現実のものとして感じられた。
子供たちが感じているであろう不安、怒り、寂しさ・・・それらの原因は、大人、国、政治・・・そういう子どもにとっては理解の及ばないどうしようもないものなのだ。


参考までに(Yahoo!画像検索 いわさきちひろ)

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来て良かった。
本当に良かった。

いつか安曇野ちひろ美術館にも行ってみたいな。

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