・・・てんてんてん。

とっぴーの非生産的な日常とその実態。

登らないという選択肢などなかった

2024-09-24 14:54:53 | 2024.9 利尻島への旅

8月28日(水)の利尻山登山についての振り返り。

鴛泊コースの登山口(利尻山北麓野営場)までは宿の人にクルマで送ってもらい、そこでトイレを済ませ、おにぎりを食べ、いろいろな準備を整えたのちに出発。登り始めは、だいたい朝の5時40分くらいだったと思う。

↑登山口はキャンプ場

 

↑甘露泉水という湧き水。名水100選。名前のとおり甘い気がする。美味しい。

 

↑4合目。まだまだハイキング気取りの山道

 

↑虹が出ていた。この時はパラパラと軽い雨が降っていたのだ。

 

↑鴛泊港が見える。良い景色。

 

↑ここは6合目。7合目からは坂が急になってきてなかなかしんどい。

 

↑頂上がとんがって見えるようになってきた。でもまだまだ先だな・・・

このあたりから同じ宿に泊まっていた人(彼は原付で登山口まで来たみたい)に抜きつ抜かれつで進んでいく。再会しては少ししゃべる。

ところどころ道がぬかるんでいて、滑りやすかった。泥の中に靴を突っ込むのはイヤなものだ。

 

↑8合目と9合目の間にある無人の山小屋(避難小屋?)、その中にある注意書き。右にも書いてあるけど、利尻山の登山道にはトイレがないので携帯トイレが必須。私は急にお腹を下すことがあるので2つほど持参。結局使うことはなかったけれど、持っているだけで安心感がある。

 

↑白くけぶる登山道。道が崩れやすいみたいで梯子や土のうで補強してある。

 

↑そこそこに崖。落ちてしまうような危険は感じないけど、少々スリリング。

 

↑沓形登山コース(上級者向け)との合流地点。左の看板には『出来ればここに置いてある土のうを上に持って行ってくれ!』と書いてある。私には無理なお願いだ。もうそんな体力は残っていない。

 

↑思えばずいぶんと高いところまで来たものだ。

 

↑登山道はずいぶんと崩れやすい地盤のようで、このように大掛かりな修復もなされている。感謝、圧倒的感謝

 

↑頂上到着。10時20分なり。標高1,719mなり。本当は近くに標高1,721m地点があるのだけれど、登山道が崩落して危険なので、ここが頂上だという扱い。

同じ宿に泊まっていた人に、記念写真を撮ってもらった。ありがとう。

 

↑頂上は雲なのか霧なのか、とにかく白くけぶっていてほとんど眺望なし。ほんの時々白い靄が薄くなった時にだけ頂上付近の景色が見える。

 

おにぎりを食べたりお茶を飲んだりして1時間ほど待ってみたけど、状況変わらずのため下山開始。

 

↑やはりなかなかに切り立った崖だ。

 

このあと、順調に下山を続けて、15時半に無事に登山口へ到着。事前に連絡していた宿の人が迎えに来てくれていた。

- - -

お盆を過ぎて登山客も減ったみたで、ツアーなどの団体客も見掛けなかった。それでも個人や少人数での登山者はそれなりに多く見掛けたし、寂しいだとか心細いだとか感じることもなく・・・迷うような道でもなかったし。

私自身は普段はハイキングのようなお気軽登山しかしないけど、そんな人でも充分に登れる山だった。めちゃくちゃ疲れただけで、絶対に無理でも困難でもなかったな。
私よりもずいぶんお年を召したお姉様(おばあちゃん)がストックもなしにスタコラと下山をしていく様は圧巻だった。なんてすごいんだ。私なんか両手にストックを持ってたのにフラフラとした足取りだった。

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この日の夜は、一緒に?登山をした同じ宿の人と居酒屋さんへ飲みに行った。最初のビールがめちゃくちゃ美味しかった。
しかし彼に開口一番『こんな時期(8月下旬)に、こんな島(利尻島)にやってくる人なんて、変な人ですよね』と言われたのには、爆笑せざるをえなかった。今日が初対面だというのに、鋭く核心を突く一言である。だが、あんたもそうだろう(笑)

あまり飲まないとか言ってたのに、大いに飲む人だった。私と同じで離島が好きで、あちこち出向いているようだ。そして私とは全然違うお仕事をされているようで、なかなか興味深いお話を聞くことができた。

旅をしていて本当に良かったと思うひとときだった。

 

 

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