・・・てんてんてん。

とっぴーの非生産的な日常とその実態。

異議あり?

2007-05-09 01:20:55 | weblog
自由心証主義(刑事訴訟法318条)が採用されている以上、似たような事件でも裁判官によって事実の認定がばらつくこともありえるし、その結果、判決の内容にズレが生じることもありえるでしょう。でも、『これくらいの事件ならこの程度の刑罰』みたいな"量刑相場”が存在しているのは、憲法14条の法の下の平等っていうものがあるからなんですね。

・・・さすが法学部卒っていうこと?を書いてみたけれど、あまり深入りすると自爆する恐れがあるのでこれ以上は書かないっていうか、この私が持ち合わせてる知識なんて浅いことこの上ない訳で。


『裁判官の爆笑お言葉集』 長嶺超輝/著 幻冬舎新書

普段は新書なんて読まないんですが、新聞に書評が載ってるのを見て気になったのでとりあえず本屋へ。見開き右側に裁判官のお言葉、左側に著者の解説っていう本です。こりゃ立ち読みでいいかなと思ったけれど(笑)、まあこれも何かの縁ということで買うことに。

別に読んでて爆笑することはなく。
・・・というより、シリアスな事件を扱ったものもあり、けっこう重い話も。

でも、裁判官はときにこんなに表現豊か?に喋ることもあるんだなぁと思った次第。
裁判官の苦悩、怒り、愛、そんなものを感じることが出来ました。
死刑判決を出しておきながら、被告人が長生きすることを願ってみたり(贖罪のため)。
判決後、被告人に控訴するよう促したり。


裁判を傍聴しに行ってみようかなぁと思ったことは何度かあるけど、結局行ったことがないや。