ハマユウ(浜木綿)が咲いていました。
「南国の海岸線を彩る花」というイメージが強い花です。
海岸線からは遠く離れた、安佐北区の畑で咲いていました。
ヒガンバナ科の多年草だそうです。
原産地はインド、東南アジアなどの熱帯地方などとか。
種が漂着し、日本や韓国済州島の海岸線に自生するようになったのだそうです。
北限は三浦半島だそうです。
名の由来は、海岸線に自生し、枯れた葉鞘が「白木綿」を巻きつけたように見えるから、とか、
花びらがコウゾから採った繊維「木綿(ゆう)」に似ているところから、などと、諸説あるようです。
ハマオモト(浜万年青)とも呼ばれているそうです。
浜に咲く、オモト(万年青)に似た立派な葉に見立てた名のようです。
花言葉は、「どこか遠くへ」とか。
どこか遠くの海岸線や青い海を見に行きたくなりました。
…追記(7月13日)… ふと思い出しました。
♪ 岬の風に ないて散る 浜木綿かなし 恋の花
薩摩娘は 長崎鼻の 海を眺めて 君しとう
♪♪ 開聞岳の 山の巣に 日暮れは鳥も 帰るのに
君は船乗り 竹島はるか 今日も帰らず 夜が来る
丁度50年前(1965〈S40〉年)、九州旅行をした際、バスガイドさんに教わった「南国情話」というご当地ソングです。
作詞は石本美由起だそうです。 今でも歌い始めると歌詞が出てきます。不思議です。
25年前(H2年)に再び訪れ、懐かしく眺めた長崎鼻が目に浮かびます。