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今日の筆洗

2024年07月18日 | Weblog
『阿修羅のごとく』などの脚本家、向田邦子さんがライスカレーの思い出を『父の詫(わ)び状』に書いていた。子ども時分、夕食にカレーが出る場合は2種類のカレーを作っていたそうだ▼大きな鍋は家族用で、もう一つの小鍋の方は「お父さんのカレー」。お父さん用は大人向きの辛口で「肉も多く色も濃かった」。向田さんは早く大人になって辛い方のカレーを食べたいと思っていたという▼向田さんの憧れの方は分かるが、タバスコの数百倍の辛さと聞けば、こちらの辛さを求める気持ちは正直、理解できない。都内の高校で極めて辛い味のポテトチップスを食べた複数の生徒が口や胃の痛みなどを訴え、病院に搬送される騒ぎがあった▼軽症と聞き、ほっとするが、なにも病院に運ばれるほどの「辛酸」を自らなめることもあるまいに。いわゆる激辛ブームの影響か。若い人の中には辛いものを食べることを一種の遊びや肝試しのように考える人もいるのか▼辛み成分のカプサイシンが一種の多幸感をつくるらしいが、度を越えた辛みは食道や胃腸を痛める危険が高い。それに辛いものが食べられたとて、なんの自慢にもなるまいて。こちらの見方も辛口になる▼高校生が食べたチップスは「18歳未満禁止」をうたっていたが、18歳以上の方もご注意を。同じものを試した60歳の家人が気分が悪いと言い出した。ほんの一かけらで。