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タイヤのマーク

2016年10月22日 | Weblog
 
タイヤについてるマークの意味は?

タイヤに直径1cmほどの黄色や赤色の丸いマークが有るのをご存知でしょうか? 

このマークはユニフォミティマークと呼ばれています。 
今回はユニフォミティマークの意味を解説したいと思います。 

黄色いマークですが、軽点と呼びます。 
書いて字のごとくタイヤの重量が一番軽くなっている部分です。 

ホイールのバルブ部分が重いと仮定してタイヤの軽い部分をこの位置で 
組み込むことにより、重量バランスを良くしようという考え方です。 
バーデンでもタイヤ交換時は基本的にこの方法で組み込んでいます。

実際はバルブ重量(ゴムバルブ)は10gほどしかないので、あまり意味が無いと思います。
個人的にはおまじない程度だと思います。 (ホイール自体の重量バランスの狂いの方が大きいです) 

 

赤色のマークですが、ユニフォミティ(ハイポイント)マークと呼びます。 
タイヤの縦方向の一番硬い(RFV)部分です。寸法的に長い所ではなく、荷重が掛った時に 
一番硬い所を指します。タイヤ工場に見学に行った時に見ましたが、 
1本ずつドラムに当てて 全数検査していました。 

  

純正ホイールにも青色や白色のマークが付いています。 
このマークはローポイントマークと言います。こちらは寸法的に一番低い部分に 
マーキングされています。最近は、アルミホイールの加工精度が向上したので 
マークが付いていない場合も多くなってきました。  

 

ユニフォミティマークはこんな感じについています。 

  

自動車メーカーがタイヤを組み込む時は、ホイールのローポイントマークと 
タイヤのユニフォミティ(ハイポイント)マークを合わせて組込ます。 

簡単に言うと、タイヤとホイールは一見丸く見えますが、実際は丸く無く、 
ホイールの凹んでいる部分と、タイヤの凸部分を組み合わせてより真円に 
近づけて行こうとしています。 
但し恐らく1次成分(1回転に1回)のピークなので、完全ではないと思われます。 

軽点を無視するのは、真円度は組み合わせでしか変えられないですが、 
重量のバランスは、バランスウエイトを付ける事により修正できるからです。 

結構重要な事ですが、重量バランスが取れている真円度が高い 

と言う事が言えます。 

最近ある車両のタイヤ交換をしました。 
偶然黄色いマークとバルブが、赤いマークとホイールの青いマークがほぼ一致しました。 

 

面白そうなので、ユニフォミティを測定してみました。 




今日の筆洗

2016年10月22日 | Weblog

 一八九五年の秋、沖縄を揺るがせる事件が起こった。沖縄県尋常中学校の生徒たちが、校長の排斥を求めて一斉に立ち上がった「尋常中ストライキ事件」である▼発端は、本土出身の校長の訓話だった。「皆さんは普通語さえ完全に使えないくせに、英語まで学ばなくてはいけない気の毒な境遇にある」と語り、英語教育の廃止を打ち出したのだ▼普通語とは標準語のこと。それもきちんと話せぬのに、英語など…と見下した校長の態度に生徒たちは憤慨した。生徒らはストライキ中も自主的に英語の授業をし、地元紙は「(校長の姿勢は)沖縄人に高等教育を受けさせず、沖縄を植民地扱いにするものだ」と論じた▼それから、百二十年余。沖縄に派遣中の大阪府警の機動隊員が、米軍施設の移設に抗議する人に、「土人」と言い放った。沖縄の人々を見下し、沖縄を植民地扱いしていた時代の言葉である▼沖縄への差別を体感しながら、日本の中で沖縄はどう歩むべきかと問い続け、「沖縄学の父」と呼ばれた伊波普猷(いはふゆう)は、尋常中ストライキ事件で退学させられた一人だ。その伊波が一九四七年、沖縄の帰属問題について、こう書いている▼<(沖縄人は帰属に関する)希望を述べる自由を有するとしても…自分の運命を自分で決定することのできない境遇におかれている>。「帰属」を「基地」とすれば、変わらぬ現実がある。