言わずと知れた…
この記事では上空からの法隆寺を紹介していますが、
今回天王寺に泊まって大阪旅行を企画、
周辺をチェックする内に小学生以来伺っていない法隆寺さんが意外に近いぞ、と気が付き、
何時の間にかここが本旅行のメイン訪問地というコンセンサスが我が家で生まれました。
冒頭は大講堂の方から金堂と五重塔を見たものです。
タクシーは居ない…
まあ精々1kmちょっとと普段東京街中で歩いている距離よりはずっと短いと徒歩にて斑鳩の里を歩きます。
うん、良い気分。
真ん中、南大門を潜って中に進みます。
うん、推定100m以上で中門到着。
ここで入場料をお納めして西院伽藍内に進みます。
この法隆寺は言うまでもなく法起寺と共にユネスコ世界遺産に登録されています。
年輪年代測定によれば、650年代の建立。
金堂本尊薬師如来像光背銘からは推古15(607)年創建。
日本書紀によれば670年に一度焼失なんですが、それ以降の再建か、はまだ議論の最中だそうです。
いずれ世界最古の木造建築。
この中には薬師三尊像と四天王像が安置されていました。
さてそろそろ先に進もうか、と伽藍を出ようとすると係りの方からじっくりディテールを見たか、と確認されます。
言葉のままに金堂と五重塔を改めて拝見すると、
確かに諸々凝っている!
屋根を支える様々な木造彫刻が素晴らしい。
この塔本四面具はそれぞれ国宝とか。
またそれぞれの面には仏教創設期の様々なエピソードが語られ、
特に北面の釈迦入滅の場が素晴らしかったです。
改めて中の間、東の間、西の間を意識して覗き込みます。
教科書でお馴染みの釈迦三尊像、確かに大陸風ですな。
左右に毘沙門天、吉祥天立像。そして周囲に金堂壁画。
国宝目白押しです
東の間には薬師如来坐像、
西の間に阿弥陀三尊像。
ここは百済観音の安置場所として最近建てられたもの。
そして、ここには超有名!、玉虫厨子ほか数多の国宝、重文がおわします。
ここまでが西伽藍。
ここから聖徳太子一族の住まいだった東伽藍に進みます。
そこにある国宝と言えば…
「夢殿」。
あの頃は忌、天皇の死、がある度に遷宮しましたからそういった時期だったのでしょう。
秘仏ということで、年2回のみ公開。
今回は残念でした。
その他行信僧都、道詮律師坐像(それぞれ国宝)なども拝見しました。