tokotoko花日記

富山発 我が家のガーデニング便り
趣味のガラス工芸の制作についても発信しています
趣味人生活を満喫しています

「とと姉ちゃん」と「暮らしの手帖」

2016-08-16 | ブログ
NHKの連続テレビ小説「とと姉ちゃん」、毎朝楽しみに見ています。
朝ドラを毎日見る事が出来る身分になったのは、「あさが来た」からです。
「たった15分のドラマを毎日見るのってどうなのかしら・・・」と思っていましたが、最近は朝ドラを見ないと一日が始まらない毎日です。

妹が入院したので、退屈しのぎに雑誌でもと書店に立ち寄って一冊の本が目に止まりました。



花森安治さんは、とと姉ちゃんの中に出てくる編集長花山伊佐治のモデルとなった人です。
早速買って妹に届け、「読み終えたら貸してね」と頼んでいた所、何冊か届けた雑誌の中で一番先に読んでくれて、昨日借りてきました。
今日、一気に読んでしまいました。

暮らしの手帖は、若い頃、商品テストを読む為に良く買っていました。
今の様に大型店で商品を見比べる事も出来なかった時代に、私にとって商品を買う時には、暮らしの手帖がバイブルでした。
気に入った雑誌を定期購読するのが、女性の間で一種のファッションだった時代も、財力が無かった私は一切ファッション雑誌を買う事はありませんでした。
雑誌や週刊誌は、もっぱら美容院や銀行の待合室で読む程度です。
そんな私も暮らしの手帖だけは、必要に応じて買って読んでいました。
ドラマを見ていると、その頃の自分がなつかしく思い出されます。

この本からは、暮らしの手帖の初代編集長花森安治さんの、挿絵や文章に込めた思いが強く伝わってきます。
私が書いたり話したりする時、これ程一言一言に神経をとがらせているだろうかと思うと、本当に反省してしまいます。
言葉の持つ力に気付かされた一冊となりました。
自分の発した言葉が、周りの人だけではなく、日本中に世界中に飛び交う今だからこそ、吟味した気の利いた言葉を発しようと思いを新たにしました。

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