中華街のランチをまとめてみた その１９３ ｢香港路２５｣ 大福林｢四川・北京｣②

大福林｢四川・北京｣②
正月はもう一軒のそばを楽しむ。大福林(香港路)

　正月なので、大福林が開店していた。中華街で小皿料理のみで勝負し始めたのは大福林がパイオニア。以前は５００円ランチもやっていた店。よく見れば、１品からでもよいと書いてある。おそるおそる｢そばだけでもよいですか？｣とおばさんに声をかける。年季の入ったメニューを見れば店頭には無い｢五目そば｣もある。

　当初は｢五目焼きそば｣を考えていたが、外は寒い｢つゆそば｣に切り替えた。メニューは店内の物のほうが多いし、わかりやすい。よく見れば､魅力ある者も多い。ビールも恵比寿が３８０円。呑んでいる人を見れば、大きめの中ジョッキ。よるしか空いていない(でもよるしか呑めないか)のが残念だが、休日は昼の営業もあるらしい。

　店内は以前とあまり変わらない。気のせいか活気もある。水を出されるが、どうもお茶は準備していないらしい。冬は熱いウーロン茶はほしいものである。小さめの器ではあるが五目そばが出てきた。はっと思ったのが｢海老がない｣。確認してもない。しかし、食べ進めると、麺の間から海老が登場。安心した(おじさんの些細な満足)。

　五目そばというと通常薄い色を想定するが、大福林のものは違うらしい。醤油ベース。汁も醤油である。見ると｢うま煮｣｢サンラーメン｣と間違うような風体。色は濃いがなかなか美味しい味がついている。料理人は変わらないようである。麺の茹で具合も良い。調度正月の暴飲暴食に疲れた胃袋にはよい量。満足しました。これで３８０円かっきりというのもありがたい。

 

 

 

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