コンクールとか演奏会がある時は、練習していても何の疑問も感じませんが、何も目標のようなものがない時は、こんなことをしていて良いのだろうかという気持ちに襲われることがあります。本当はもっと他にやらねばならないことがあるのではないのか。人生をこんなことに費やしていてよいのだろうかなどと考えてしまいます。そうすると練習していても、何か時間潰しのように感じてしまいます。しかし、楽器の演奏というのは日々の修練の上にあるので、練習するというのは悪いことではないはずです。でも、音楽で食べている訳ではないので、演奏する意味があるのかとも考えてしまいます。それなら何をするかというと何をしてよいか分からない。だから練習をするという堂々巡りになってしまいます。お坊さんの修行のようなことをしたら良いのでしょうか?でも、お坊さんも修行時代はともかく、その後は余り修行をしているとも思えません。まあ、他人と比較しても意味はありませんが。結局は生きる意味が分からないので迷っているのでしょうか。若い時は確かにそのようなことで悩んでいたように思いますが、今は今を精一杯生きていればそれで良いような気もしています。結論は出ないのだろうと思っています。まあ、そうして悩みながらも音楽をやって生きています。