音楽人

民族楽器の収集、演奏を趣味に生きているおやじのはなし

コンクール

2020-02-03 09:45:15 | 民族楽器
今年も琵琶のコンクールに出ようと思っています。曲は昨年と同じにするかどうか迷っています。コンクールの場合は他人との比較になるので、他人よりも印象の残る演奏ができなくてはなりません。プロのように活動している女性奏者は演奏もうまいし、声もよいし、容姿もきれいしで、普通にやっていは太刀打ちできません。そのためには、女性にはできないような演奏をするしかありません。迫力のある演奏をするということになるのでしょうか。それには、曲が大きく関係してきます。昨年やった曲はそれ程迫力の出せる曲ではないので、完成度で勝負しなくてはなりませんが、そうするとプロ的な活動をしている人相手では難しいです。師匠から習った曲で迫力のある曲もあるのですが、それは兄弟弟子がやっているので、それで出る訳にはゆきません。新たな曲を自分で編曲するか、師匠にしてもらうか、色々と悩んでいます。まあ、コンクールに出て何か変わる訳ではないのですが、練習する上でのモチベーションにはなっています。この年になっているのだから、単に楽しんで弾けばよさそうなものですが、楽器の演奏というのは、他人に聞いてもらうのも楽しみの一つだと思います。誰にも聞いてもらわず、一人で演奏しているのは修行のようなものになり、楽しむというのも難しいようにも思います。中国や日本では音楽の精神性が重要視されているように思います。琴は君子の嗜みという感じの楽器のようですし、その他にも一人で自然を相手に演奏するような話がよくあります。西洋の音楽観とは大分違うように思います。どちらがよいというものではなく、どちらの要素も必要なように思います。
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