Kou Farm

畑の話と日々の雑談

堆肥をつくる

2017-09-07 21:56:37 | 畑の事
堆肥と一口に言っても 材料によって作り方が変わる
含まれる水分量は重要なポイント・・という事を身をもって知る

長い事 馬糞ベースで堆肥を作っていた 水分量はちょうどよく(一般に60%程度と言われる)
積み上げると間もなく反応が始まり 中心部分は60℃を越えていた
ざっくり言えば もらってきて積み上げておけばよい(もちろん切り返しはする)
あとは勝手に微生物がせっせと働いてくれる

昨年から牛糞ベースに変わり
なかなか温度が上がらない
水分量が多いのは その見てくれから分かる(一般に80%程度と言われる)
しかし 畑に積み上げるので下は土 水分はそれなりに抜けるだろうと思っていた
それが なかなか抜けない・・よって温度もなかなか上がらない
何度か切り返すうちに やっと上がってきたが馬糞ほどには上がらない

そこで 今回 搬入時に山の様には積み上げず 腰の高さを越えないように低く広く野積みし
まず表面の水分を飛ばす 副資材の籾殻も多めにして水分量の比率を下げる
一か月ほどほったらかしにした後 切り返し

表面から30cmほどで45℃ 中央は50℃を越えてるだろう
内部の空気は膨張し 温まった空気は隙間から逃げる その際水分も水蒸気になってある程度は蒸散する であろう
雨の日は ブルーシートを掛て雨養生

最適な水分量になったかは?だが これまでに比べれば順調だ
が・・堆肥を入れれば安心だ という訳でもない 牛糞にはカリ成分が多く含まれている
理想的な成分比率というものがあり 過剰になればかえって害になる

堆肥舎があって 設備が整えば もっときめ細かい管理ができるのですが
農業も経済活動の一環 分を越えた投資はできません 分かり易く言うと金がない(笑)

とりあえず今できる事で対応
土壌分析は重要です 作物の観察も重要です
そして それらから土の中 見えない世界をイメージする事が必要になってきます
なには無くとも 自分の体と頭は維持費を考えなければタダなのです
もっとも この維持費が一番の金食い虫なのですが(笑)
コメント
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