Kou Farm

畑の話と日々の雑談

たつご味噌 Part1

2016-04-23 22:30:50 | お店
人の強さ 逞しさ について

先日 たつご味噌さんに行ってきました

飛び込みにもかかわらず 蔵を案内していただきました

安政元年(1854年) 創業です
この年 ペリー提督が再び来航し 日米和親条約が調印されました
以来 
明治維新
日清戦争
日露戦争
第一次世界大戦
世界恐慌
第二次世界大戦
敗戦そして戦後

江戸末期から明治 大正 昭和 平成と激動の時代 暖簾を守り続けてきた老舗です
教科書にも出てくる上記のような出来事は もちろん日本中を揺り動かしてきました
それ以外にも地域経済の変容やローカルな出来事
直近では東日本大震災
少なからず被害を受け 復旧しましたが 蔵の菌を守るため
残すべき部分は残したそうです

160年以上も続けるとは どういう事なのでしょう
変わり続ける世の中に 柔軟に対応した・・だけなら 味噌屋じゃなくなってたかもしれません
そこには ずっと変わらぬモノが何かあるのでは・・と思ったりします
作り手の思い 努力 誠実さ 皆に愛される味     
それともお味噌という 日本人にとって なかば普遍性をもつ食材への欲求 

今回は急な訪問で 味噌そのものについてのお話は聞けませんでしたので
ぜひ もう一度お訪ねして詳しい話を聞きたいと思います

力士が10人ぐらい入りそうな 大きな仕込み桶

もう ほとんど生産されてないそうです
厳選された国産の材料で仕込みます

菌を残すため あえて残した場所の梁

長い長い歴史が凝縮されてます

直売所では各種商品が
味噌は数種類 原料 仕込みの時間で味が変わるそうです

加工品もレパートリーが豊富

これが大人気の

めしどろぼう


見学会や味噌作り体験も好評です

本物の味噌の味 その違いは誰が食べても分かります
決して失くしてはいけないモノだと思います