Kou Farm

畑の話と日々の雑談

花貫ふるさと自然公園センター

2016-04-08 23:19:36 | 自然
高萩も桜が良いかんじです
花貫ダムのすぐ下 さくら公園の桜が見ごろです

山腹に広がる桜色に引かれ 車を止めて見てきました




この近くにもキャンプ場があります

花貫ふるさと自然公園センター

ここも こじんまりとしてますが
それぞれに炉があり

もちろん水道も

その裏手にも炉があって

個別の炉でバーベキューをやりつつ ご飯を炊いたり カレーを作ったり 丸鶏を調理したりできそうです

もちろんトイレもあります

一区画1000円 (宿泊3000円)
薪1束400円 炭1袋650円
(※尚 前回紹介した小滝沢は無料です)

ここは のんびり杉木立の中で過ごすのがメインですね 施設はまあまあ整ってますが
遊べる川はありません
小滝沢に比べると新しいキャンプ場で 使い勝手は良さそうですが その分平凡な感じです
使用目的によっては悪くないと思いますが 僕的には ちょっと物足りない
川沿いに 小スペースでもよいから あと2~3カ所作れば良いのにと思ってしまいます
まぁ 駐車スペースの確保や 予算の確保など 行政でも面倒な問題があるのは分かるのですが・・

数百メートル歩いたところに名馬里ヶ淵(なめりがふち)があります

日本昔話の様な伝説がある淵です


さて

高萩に帰って 間もなく一ヶ月
ボチボチ 現状が分かり始めてきた頃
ごく 大雑把に言うと 県央 県南と 県北の格差は大きくなる一方だろう
というのは 県内でも一部の市に人口の集中が進むであろう事はデータが示している
それを想定したうえで 行政の人 商工会の人 に話を聞いてみても
分かっちゃいるけど・・的な話になりがち 
どうも 街の在り方について 過去のパターンに縛られてるような気がします

人の身体に例えてみると
心臓の街 脳の街 足の街・・色々ある訳ですから
住む人が2万人台でも生きていく道はあると思えます
ちなみに 前住んでいたつくば市は20万 参考にする部分はあっても 真似すらできる訳がありません(笑)
僕なりに これからどうするか という考えは多少ありますが 今 それより僕の目を引きますのは
真剣に商売(実業)で頑張ってる若手の人達
彼等のエネルギーと理想を目指す姿は 僕にとっても刺激になりますし
何と言っても 未来への可能性そのものと思えるのです
彼等 彼女等も決して楽な道を歩んできたわけではありません 理不尽な思いをした事も多々あったでしょう
それでも歯を食いしばって今に至り そして理想に向けて日々頑張ってます

そんな人達がいる事
それが 今 一番の財産なのかもしれません

小滝沢

2016-04-04 19:16:35 | 自然
まだまだ紹介したいお店は沢山あるのですが 取材が追い付きません(笑)

なので 今回は山に向かいます

高萩の財産 海と並んで 渓流があります
小滝沢キャンプ場
花貫ダムを横目に花貫川をさかのぼる事 街から15~20分


昔は単に小滝沢と僕らは呼んでましたが 清流に沿って広場があります
高萩は関東平野の端に阿武隈山地がせり出す様に突き出しているので 平地は少ないのですが
駅を起点にすると 歩いて5分で海 車で5分で山間部 20分も走れば深山幽谷の世界になります
そこでは走る車の音も遠くなり 川の音 鳥の声 木々が風にたゆたう音・・などなど自然の音が迫ってきて 人工の音は無くなっていきます

高萩は それなりの観光資源がありながら 何故か それほど注目されてきませんでした
でも それが幸いだったのかもしれません
手を入れ過ぎて自然の荒々しさ ダイナミックさを削いでしまうと つまらないものになってしまいます

小滝沢がある花貫渓谷には 袋田の滝の様な 人を圧倒する大きなものはありません
小さな渓流が流れているだけです それが場所によっては瀬となり淵となり様々に変化しつつ流れていきます
そして袋田の滝にない魅力
遊べるのです
小さいがゆえに 浅瀬が多く 大人が一人見ていれば子供さん達も川遊びが楽しめるのです
駐車場に車を止めて
この階段を下りると

シーズンオフで手入れが無くボサボサですが こんな広場が

さらに進んで 低い土手を下りると

清流

清流

TVやネットでの視覚情報ではなく 水が流れる音 渓流の冷たさ 森の臭い 吹き抜ける風 すべてがリアルに体験できるのです
子供の頃の僕には海も山も川も 当たり前すぎて 何て事はないものでしたが
数十年の時をへて 改めて その価値に気ずいたりします
いや もしかすると 無心で遊んだ原体験があるから そう思えるのかもしれません

海山で縄文人のように(笑)採取して食べた 美味しい記憶
海で溺れかけ 川で滑って転び 山で大きな蜂から逃げ回った 痛くて怖い記憶
友達と泳ぎ 駆け回った 楽しい記憶 
それらは TVや写真など媒体を経由した 対象としての記憶ではありません
体中で感じ 一体になって遊んだ経験の記憶です

雄大さ 楽しさ 怖さ・・言葉では表現できない魅力が そこに有ります


水道や

トイレも

ちゃんと有ります
新緑の頃から秋口にかけて
バーベキューやキャンプにお勧めです

cafe restaurant +  La Foret

2016-04-01 23:39:40 | お店
高萩に戻って二週間が過ぎました やっと慣れてきたかなぁ~・・と言ったところ
最近 気ずいたのですが つくばとは違うなと思えるところ
それは 時の流れと空気感です
都会には無い緩やかな時の流れ
作りものでは無い リアルな自然に囲まれた街

それを象徴するお店が

cafe restaurant+ La Foret 
カフェレストラン+ ラ・フォレ
フランス語で森という意味だそうです



無垢の木が心地よい店内は 窓からの光に溢れ そこから見える風景は四季を切り取る一枚の名画のよう

ここも昨年11月にオープンしたばかり 高萩インターを降りてすぐ

オーナーのヨシハルさんは 某名門調理師専門学校在学中に料理留学でフランスに
在学中から東京 茨城の名店で修業 研鑽を積みます
奥様のトモコさんは大学卒業後 フラワーデザインを4年間学び創作活動に入る
今ではその枠を飛び出し 様々な創作を行うクラフトウーマン

お店は まさにお二人の合作
トモコさんが隅々までこだわったお店(空間)がヨシハルさんの料理を包み込みます
いやいや この安堵感 食べる僕達も包まれているのです

お二人の想いは お店の名前に込められています
移りゆく季節の中で 自らも変化しながら 大地に根差し空へ向かう 一本の木
それが林に やがては森に そして沢山の鳥達の安息の場に
ラ・フォレという森が皆さんの安息の場になれば・・
取材の今日も 食事を 会話を 風景を 楽しむ人 その表情は穏やかで楽しそうです

今日僕がいただいたのは
前菜のキッシュと生ハム(パルマ産)のサラダ

スープはミネストローネ

メインはお肉を選んで 鳥もものコンフィ

そしてデザートとコーヒー


どれも美味しい 今まで僕が飲んでいたのは ただの野菜スープだったのが発覚(笑)
これがミネストローネなんですね 生ハムも久しぶりに食べました しかもパルマ産 美味い!
極め付けは鶏もものコンフィ どうしてこの食感と味の深さがでるのか不思議 付け合わせのポテトが味に変化をくれて
これまたGood
僕は食のプロではありません ただの百姓です(笑) その僕でさえ作り手の丁寧さを感じます
このクオリティーを毎日毎食提供する きっと何万 いや何百万回と繰り返し身に付けてきたのでしょうね
食べるのは1時間とかからずに終わってしまいますが この一皿に至るまで どれほどの時間と努力が注がれてきたのでしょう
素敵な料理は 単純に美味しく楽しませてくれるのはもちろん 感謝の念も想起させてくれるのですね


さて restaurantに+が付いてますね
この+は入り口付近の小スペースに置いてある雑貨



トモコさんがセレクトしたものばかり 作家でもある彼女が選んだ品物は
一味違います 営業トークではありません お世辞抜きで目を引くものばかりです
食事を終えたお客様は すぐには帰れません 必ずそこで足止めされてます(笑)

このお店の魅力は 到底この記事だけでは表現できません
こちら をご覧ください
お二人の愛情が感じられるはずです

その愛情が また新たな形を作り出していきます
二人の合作は現在進行形で進化中です

これからも目が離せません