チェロ物語FINAL

虹の橋で、
そろそろ、
のんびり、

過ごします。

彷徨う

2021年03月29日 | 犬の戯言



この春、

おとは、

やたら桜を眺めては喜んでいるようです。

よほど暇になってしまったのだ、

と思ってしまい、

私は大粒の涙を流します。

鬼じゃなくて、

犬の目にも涙です。












しかしながら、

煙草やお酒こそやりませんが、

じっくりと見るわけでもないのですから、

どの桜も大して変わりはなく、

ぜーんぶ同じに見えてしまいます。

元来同じ桜という類なのですから、

そんなに変わるはずもないのです。

あちこち行っていろいろ見て眺めて、

あれこれしたがるのは、

人間の悪い癖なのであります。

所詮同じということが理解できないのです。

人類はわざわざ、

無駄な努力ばかりをしたがるのであります。

こんなものだ、

と諦めることが大切なのですが、

それに気付かないのであります。

犬に解ることが、

偉そうに言っている人には解らないのですから、

人はずっと永遠に、

彷徨うしかないのであります。

困ってしまいますが、

おと曰く、

それが人間よー。


コメント (2)    この記事についてブログを書く
« 偉い | トップ | わーい »

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (kyon)
2021-03-31 15:44:57
こちらも桜は美しいっすねぇ~
毎年咲くけど、毎年美しいと思って見てしまいます・・まぁ、お酒やお重なんか無くても、十分に楽しめる・・って、、特技ですかね、才能かもしれない・・まぁ・・そそ、何を言っても通じない人って・・いるから、そんなもんかも・・めげないでね(^_^;)
返信する
Unknown (チェロ)
2021-04-01 15:34:13
kyon様

こんにちは。

ご心配をおかけしましたが、
殊更にはめげてはいないのではあります。
尤も気力もなんにも、
ほとんどなにもないというのが日常です。
儚い命の桜であり森羅万象ですが、
桜の花だけ見て納得してしまうのですから、
悲しいのも悲しいのでしょうが、
ある意味では面白いのだ、

と思ったのでした。
返信する

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

犬の戯言」カテゴリの最新記事