チェロ物語FINAL

虹の橋で、
そろそろ、
のんびり、

過ごします。

OK牧場

2019年11月01日 | 犬の戯言


杜 甫さんの、曲 江、という漢詩であります。
 
朝 囘 日 日 典 春 衣
毎 日 江 頭 盡 醉 歸
酒 債 尋 常 行 處 有
人 生 七 十 古 來 稀
穿 花 蛺 蝶 深 深 見
點 水 蜻 蜓 款 款 飛
傳 語 風 光 共 流 轉
暫 時 相 賞 莫 相 違


私  杜甫さんの、

   漢詩にあるように、

   古くは稀だったそうだ、

おと 古稀だなんて、

   ある意味、

   恥ずかしいね。

私  よく生きたものだ、

   だれのおかげだろう?

   私のおかげ?

おと 生きてるだけじゃ、

   面白くもないけど。

私  杜甫さんは、

   お酒が飲めて、

   優雅?だ、

おと ある意味、羨ましいね、

   飲み屋に借金あるくらいは、

   男の甲斐性?だけど、

   それでも、

   仕事は大変そうだ。   





私  なかなか、

   生きて行くのも大変だ、

   でも、甲斐性だなんて、

   借金、作りたいの?

おと そんな趣味は、

   あるわけないよ、

   そこだけ真似ても、

   面白くないね、

   でも、すごいご無沙汰。

私  そしたら、

   虹の橋のたもと、

   小料理チェロ子に、

   いらっしゃいな、

おと へー、

   ネッカチーフなんかして、

   そんなこと始めたの、

   そうだね、行ってみようか、

   古稀のお祝いだから、

   盛大に、飲もうかな。

私  あっ、ごめん、

   お酒はないの、

   頑なな、小料理屋だから、

   お料理だけ、なの、

おと そんなとこ行っても、

   どうしようもないね、

   しかたないから、

   OK牧場、で我慢する。 


諸説あるようですが、
以下、古稀の出典である、曲江、の解釈文であります。
杜甫さんは、決して優雅なのではなくて、
むしろ仕事に疲れ果て、
止むなく飲んでいたようです。
地球も温暖化で、危機的状況ですが、
自然との調和、も思っておられたようであります。
47歳のころの作品で、ご本人は、古稀を迎えることなく、
59歳で、亡くなっております。

朝廷から戻ってくると、毎日のように春着を質に入れ、いつも、曲江のほとりで泥酔して帰るのである。 酒代(さかだい)の借金は普通のことで、行く先々にある。この人生、七十まで長生きすることは滅多にないのだから、今のうちにせいぜい楽しんでおきたいのだ。花の間を縫って飛びながら蜜を吸うアゲハチョウは、奥のほうに見え、水面に軽く尾を叩いているトンボは、ゆるやかに飛んでいる。私は自然に対して言づてしたい、
「そなたも私とともに流れて行くのだから、ほんの暫くの間でもいいから、お互いに愛で合って、そむくことのないようにしようではないか」と。
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