「かぶとむし」を、絶唱しておりましたら、
昨日は、突然、重労働を課せられてしまい、
身体が、ぎこぎこ、軋んでいるのでございます。
おとさんは、愚かですので、急ぎの用事でもないのに、
暗くなっても、作業を止めないのです。
仕方ないので、三日月お月さんを眺めながら、
秋の夕暮れ時、門灯の明かりだけで作業をしたのでした。
そんな夕暮れ時、街角の喫茶店に、
ふとなのか、若しくはもしかしてと思い乍、立ち寄ってみれば、
片思いだけれど大好きな人と、友達がいたりすると、
吃驚、してしまうのだそうであります。
石川ひとみさん「まちぶせ」でございます。
あの、ユーミンの曲です。
流行っていた当時は、全然、知らない歌だったのですが、
メロディーがすばらしくて、
秋の夕暮れに、とても良く合うのです。
そういえば、昔おとさんは、
喫茶店に行くべきか、はたまた銭湯に行くべきか、
秋の夕暮れ、四畳半の下宿で、
悩んでいた、そうであります。
今思えばなんとなんと、幸せな悩みでありました。