チェロ物語FINAL

虹の橋で、
そろそろ、
のんびり、

過ごします。

知らん顔

2016年08月07日 | 犬の戯言


雷雨の後から吹いてきた風は、

どことはなしに夏の終わりを思わせるような、

妙に悲しい雰囲気があって、

それでホッとひと息ついた感じでありました、





昨日の黄緑色の恐らくハゼの一種であるのであろう、

稚魚の群れは汽水域から消え去っていたのでございますが、

川の傍にある家からは天麩羅を揚げる、

油の良い匂いが漂っていたのでございます、





私は思わずお空の虹に向かって、

黙祷をしたのでしたが、

その瞬間、

お腹の虫が裏腹にグーっとなったのでございます、

少しひんやりした風が吹いて、

父は知らん顔で歩いています。


虹でございます。



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