朝ごはんも食べさせてもらえなかったお父さんが、
お昼を食べることができたのは午後の三時ごろでございました、
まじめにお仕事に没頭です、
いつものごとくに丸亀製麺さんに行って、
当たり前ですが車を止めてお店の中へ入ります、
途中少しよろけそうになったので、
疲れているから気をつけないといけないなと思いながら、
カウンターのお兄さんに向かって、
「並みの並」と大きな声で注文をしたのでございました、
一瞬自分でも何を言ったのか理解できていなかったようですが、
ややあって意味不明の自分に気づき「かけの並」と、
恥ずかしそうに言い直したのでした、
「並みの並」とは一番安いおうどんという意味なのでしょうか、
たぶんおそらくカウンターのお兄さんはそう思ったはずです、
言った瞬間はあまり恥ずかしいとも,
そんなには感じてはいなかったらしいのですが、
やがて恥ずかしくなったお父さんは、
100円もするイカのてんぷらと、
同じく100円するいなり寿司を追加でお盆に載せたそうでございます、
そしてねぎと生姜を山盛り入れて、
そ知らぬ顔でゆっくりと遅いお昼うどんを味わってから、
楊枝くわえてお店を出たのでございました、
いっしょに居なくて良かった!