良いこのみんな季節も涼しくなってきたけど元気でござるかな?
季節の変わり目は風邪に注意するでござるよ!
さあさあ今宵は2009年販売のEZコレクション・デバステーター(全7種、各630円)による、7体合体でござる。
本品は映画「トランスフォーマー/リベンジ」に登場のディセプティコン巨大兵士、デバステーター(RD-16、デバステーター、15750円)の廉価版商品でござるが、6台の建設車両が合体するRD-16版と異なり、個々のコンストラクティコンは建設車両からロボットモード変形して7体合体を行う日本・アジア地域限定販売商品でござる。
EZコレクション版デバステーターは劇中でヴィークルモードのみ登場したコンストラクティコンを商品化しており、ダンプトレーラーに変形するオーバーロード(D1、ディセプティコンオーバーロード、630円)はデバステーター合体時のみ登場しただけで、RD-16版では存在すらしないコンストラクティコン兵士でござる。
なお、オーバーロードは7体合体でデバステーターの腰部を担当するでござる。
ミキサー車に変形するミックスマスター(RD-12、ミックスマスター、3990円)はヴィークルモード、バトルモード、ロボットモードに変形し、劇中でも3形態が登場したでござるが背景キャラであった為に活躍らしいエピソードは無いでござる。
本品は(D2、ミックスマスター、630円)簡易造形なので、バトルモードが存在しないでござるが、デバステーターの顔を内蔵されているでござる。
ミックスマスターはデバステーターの頭部を担当するでござるが、EZコレクション版とRD-16版では頭部解釈が異なるでござる。
・・・悪く言えばEZコレクション版の顔の方が劇中デザインに似ていないでござるな。
黄色のブルドーザーに変形するランページ(D3、ディセプティコンランページ、630円)も映画本編ではヴィークルモードでのみ登場し、ロボットモードに変形してバンブルビー(RA-03、バンブルビー、2415円)と戦ったのは赤色のランページ(RD-21、ディセプティコンランページ・デザートコンバット、2415円)でござる。
映画でのコンストラクティコンは同名・同型が多数存在しており、RD-16版などの合体用パーツなど役割を分担しているでござる・・・ すなおに別名称を使い分ければよいのでござるが、合体派にも合体反対派にも配慮した曖昧な結果がコレでござる。
なお、EZコレクション版ランページのロボットモードはRD-06、ディセプティコンランページ、2415円)の四脚型ロボットモードと異なり一本足のジャックハンマーモードで固定されているでござる。
7体合体ではデバステーターの左足を担当するでござるが、商品では右足への合体も可能でござる!
赤色のショベルカーに変形するスカベンジャー(D4、スカベンジャー、630円)は、映画冒頭の上海戦や予告編で暴れまわったデモリッシャー(RD-19、デモリッシャー・シャンハイアタック、3990円)の同型コンストラクティコンでござるが、劇中ではヴィークルモードのみ登場でござる。
スカベンジャーは7体合体でデバステーターの上半身を担当するでござるが、EZコレクションとRD-16版では合体モードの解釈が異なるでござる。
ホイールローダーに変形するスクラッパー(D5、スクラッパー、630円)は映画本編にもロボットモードとヴィークルモードが確認されたでござるが背景扱いであり、ロボットモードに変形する玩具はEZコレクションだけでござる。
なお、スクラッパーは7体合体ではデバステーターの右腕を担当するでござるが、左腕にも合体可能でござる。
・・・それにしても合体モードは、ほんの気持ちだけ変形させただけでござるよな。 (笑)
ダンプトラックに変形するロングハウル(D6、ロングハウル、630円)は劇中に登場するデザイン(RD-17、ロングハウル、3990円)とはタイヤ位置など少々異成っているでござる。
なお、彼も目立つデザインでござるが、劇中では背景扱いでござるな。
さて、ロングハウルは7体合体ではデバステーターの右足を担当するでござるが、左足にも合体は可能でござる。
クレーン車に変形するハイタワー(D7、ハイタワー、630円)も劇中ではヴィークルモードのみ登場で、ロボットモードに変形できる玩具はEZコレクションのみでござる。
本品は7体合体でデバステーターの左腕を担当するでござるが、商品構造上右腕にも合体可能可能でござる。
では! EZコレクション7体合体!
フェーズ1・・・
フェーズ2・・・
ディセプティコン合体巨大兵士デバステーター
説明書と異なる合体順で合体させてみたでござるが、もともと映画本編のデバステーターの合体は7台以上の建設車両が無秩序に合体していたので再現はできないでござる。 (笑)
商品は映画の雰囲気は残しつつも玩具ぽい造形が目だってしまうでござる。
しかし、統一感の無いカラーリングや混沌としたデザインは建設車両系合体ロボらしい魅力が有るでござるな。
商品の可動箇所はデバステーターの首にボールジョイントが採用されており、両腕も若干可動する程度でござるが、足首なども可動するので思った以上にポーズが決まるでござる。
なお、EZコレクション商品はキャラクター設定が記されていないので基本は劇場版キャラクター設定及びRD-16版設定と同じであるはずでござる。
「デバステーター」の名前は本来サイバトロン星の赤道を吹き荒れる破壊的な強風の名前だそうで、破壊本能しか持たないデバステーターにはピッタリだそうでござるな?
能力値は、体力(10)、知力(2)、速度(2)、耐久力(10)、地位(9)、勇気(10)、火力(10)、技能(3)と設定されているでござるが、コレは恐らくコンストラクティコン7体分の意識が統一された合体巨人兵デバステーターのモノではなく、単体の巨大兵士デバステーターのモノと推測するでござる?
そう! 日本ではデバステーターはトランスフォーマーによる7体合体兵士でござるが、映画本編では合体反対派の為に、デバステーターは6台の建設車両に分離する単体の巨大トランスフォーマーなのでござる。
EZコレクション・デバステーターの日本及びアジア地区限定販売はお国柄による販売戦略でござるな。
拙者としてはEZコレクションの合体兵士は新たなる可能性を秘めていると思うので今後も何らかの形で新商品を望みたいでござる!
しかしまあ、映画公開前はデバステーターと合体したオプティマスプライム(EZ-01、オプティマスプライム、525円+EZ-005、ジェットファイアー、525円)の対決がクライマックスになると思っていたのでござるが・・・
トランスフォーマーファンが観たい映画と、ファンでもない映画製作者が不特定多数に見せる映画の温度差を感じるでござるよな。
お国柄によるバリエーション商品はコレクターにとっては鬼門でござるが、世界規模の変形ロボット玩具ブランドなので、それもまた魅力の一つでござる。