ごきげんようでござる！
ＥＺコレクション・デバステーター（全７種、各６３０円）６番手は、コンクリートミキサー車に変形するディセプティコン・コンストラクティコン部隊兵士、ミックスマスター（Ｄ２、ディセプティコンミックスマスター、６３０円）でござる！
本品は２００９年に映画「トランスフォーマー ／ リベンジ」商品として日本・アジア地区限定で販売された商品でござる。
何故に日本・アジア地区限定販売かと言うと・・・ 世界の一部ではトランスフォーマー同士による合体を嫌っている文化があり、それに配慮した商品展開でござる。
本品は劇中に登場したミックスマスター（ＲＤ－１２、ディセプティコンミックスマスター、３９９０円）の廉価版商品でござるが、ＲＤ－１２版ミックスマスターは、砲台型バトルモードを含めたトリプルチェンジャー（？）なのに対し、ＥＺコレクション版ではバトルモードを廃止してデバステーターへの合体モードを含めたトリプルチェンジャーなのでござる。 （笑）
商品は６輪すべてで転がし走行が可能でござるが、ミキサードラムの回転ギミックは無いでござる。
しかし、単色ボディのチープな造形のわりには雰囲気は好い商品でござる。
そう！ このての商品は塗装一つで見違える完成度になるので改造派の御仁には腕の振るいようがあるでござるが、拙者の場合は現状維持の資料製重視コレクターなのでシールを貼るのも大いに悩まされるでござる。 （笑）
しかし・・・
本品のヴィークルモードの雰囲気は良くとも・・・
ロボットモードは劇中及びＲＤ－１２版ミックスマスターの面影は無い残念な商品でござる・・・
そう・・・ 本品は特異なデザインに加えて、背中にデバステーターの頭部パーツをブラさげてしまったでござるから、ＥＺコレクション・デバステーターでのロボットモードは最も完成度が低くなってしまったでござる！
しかし、ロボットモードは残念でござるが、ヴィークルモードからの大胆な変形は一見の価値がある商品でござる。
さて、映画本編のミックスマスターはヴィークルモード、ロボットモード、バトルモードでも登場したものの・・・ 印象に残る活躍がない背景キャラだったでござる。
おそらこロボットモードで登場したミックスマスターはＲＤ－１２版で、デバステーター合体したロボットモードに変形しない別固体がＥＺコレクション版ミックスマスターなのでござろうな？
同名の別固体が存在する理由は、合体を嫌う輩にはデバステーター（ＲＤ－１６、デバステーター、１５７５０円）はトランスフォーマー同士で合体する合体巨大兵士ではないと説明し、日本を含めた合体容認派にはデバステーター（ＥＺコレクション・デバステーター、全７種・各６３０円）は劇中では変形しないがトランスフォーマー同士が合体する合体巨大兵士であると説明している商品でござる。
なお、ミックスマスターは７体合体ではデバステーターの頭部を担当するでござるが、ＥＺコレクション版では性格設定が記載されていないのでＲＤ－１２版ミックスマスターと同じ性格なのか分からないでござる？
そう・・・ デバステーターの頭部を担当するからとはいえ、コンストラクティコン部隊のリーダーなのか詳細は不明なのでござるな、ＲＤ－１２版の能力値だと知力（９）や地位（８）の高さからリーダーぽいでござるが、デバステーターに合体すると知能が２に成るので・・・ ミックスマスターはヘッドマスターとしての機能は果たしていないようでござる。 （笑）
まあ、日本人設定だと合体により各人の意思が統一されて凄まじいパワーを発揮するものでござるが、米国設定だと各人の意思が統一されず本来の力が発揮されない・・・ となるでござる。 これも個人を主張する文化の違いが合体ロボに反映されたりする理由でござるな。
さて、本品の場合は結果的にバトルモードが無くなってしまった訳でござるが・・・
なんと！ ビーストモード（？）に変形が可能なのでござる。 （笑）
いや～本品は見た目に騙されているでござるが、一度変形させると評価が変わる商品でござるよ！