もう一つ、片倉もと子さんの「イスラームの日常生活」に載っていた話です。
イスラム教には、断食月があります。
ラマダンと言います。
かつて、キリスト教においても断食の風習はあったらしいのですが、
今ではすっかり廃れてしまったようです。
イスラム教では、断食月になると、
日の出から日没までの間は、食べ物はもちろん、
水や煙草までも口にしないそうです。
中には、唾を飲み込んでもいけないと言う人もいるとか・・・
そうして、太陽が沈むと、断食は解除になりますが、
日没後に食べる最初の食事をイフタールと言い、
これは英語のブレックファーストと同じように、
「断食を破る」と言う意味だそうです。
このイフタールはなるべく外で多くの人と食べるのが良いとされており、
ピクニックのように公園や海岸で月明かりの下で食べる人が多く、
そのため街の中が普段よりもはるかに賑やかになるそうです。
断食のために、官公庁や銀行、企業などでは、
始業時間が1時間程度遅れ、さらに終業時間も1時間程度早まるのだそうで、
概ね2~3時間程度の短縮になります。
更に、学校や病院なども断食月用の時間となり、
短縮できない工場などでは、
例えば3交代制が4交代制になるなどの措置が取られているそうです。
もちろん、この断食は、10歳以下の子どもや高齢者、
病気の人、妊婦、旅人、戦場の兵士などは免れています。
このため、断食月に海外に旅行に出る人もいるようです。
イスラム教では、太陰暦を用いているため、
1年の長さが太陽暦より11日短くなっています。
このため、断食月も少しづつ季節が変わり、
暑い盛りの断食月になると大変なようですが、
今はクーラーなどが入っているので昔より楽になったと言う人もいるようです。
1ヶ月続けた断食が終わると、
人々は興奮のうちに断食月明けの祭りを行って、断食の終了を祝うそうです。
イスラム教には、断食月があります。
ラマダンと言います。
かつて、キリスト教においても断食の風習はあったらしいのですが、
今ではすっかり廃れてしまったようです。
イスラム教では、断食月になると、
日の出から日没までの間は、食べ物はもちろん、
水や煙草までも口にしないそうです。
中には、唾を飲み込んでもいけないと言う人もいるとか・・・
そうして、太陽が沈むと、断食は解除になりますが、
日没後に食べる最初の食事をイフタールと言い、
これは英語のブレックファーストと同じように、
「断食を破る」と言う意味だそうです。
このイフタールはなるべく外で多くの人と食べるのが良いとされており、
ピクニックのように公園や海岸で月明かりの下で食べる人が多く、
そのため街の中が普段よりもはるかに賑やかになるそうです。
断食のために、官公庁や銀行、企業などでは、
始業時間が1時間程度遅れ、さらに終業時間も1時間程度早まるのだそうで、
概ね2~3時間程度の短縮になります。
更に、学校や病院なども断食月用の時間となり、
短縮できない工場などでは、
例えば3交代制が4交代制になるなどの措置が取られているそうです。
もちろん、この断食は、10歳以下の子どもや高齢者、
病気の人、妊婦、旅人、戦場の兵士などは免れています。
このため、断食月に海外に旅行に出る人もいるようです。
イスラム教では、太陰暦を用いているため、
1年の長さが太陽暦より11日短くなっています。
このため、断食月も少しづつ季節が変わり、
暑い盛りの断食月になると大変なようですが、
今はクーラーなどが入っているので昔より楽になったと言う人もいるようです。
1ヶ月続けた断食が終わると、
人々は興奮のうちに断食月明けの祭りを行って、断食の終了を祝うそうです。