先週の『水曜ヒルナンデス!』で、こんなシーンがあった。
それは、「今、知っておきたい顔クイズ!」という1コーナー。
今、世の中を賑わせている"アノ人コノ人"の写真が出てきて、その人に関する問題が出題される。
そして、レギュラー陣が答え、または、ボケていく…って寸法。
30問目ぐらいだったかな?岩佐美咲のパネルが出てきた。
でも、その時、驚きの解答があったんだ。
ビックリしたよ。
Q:新人演歌歌手の岩佐美咲さん、このほど、(なんとかの)デイリーチャートの○位を獲得されましたが、彼女が、ここまで、注目されたのは、何故でしょう?
A:AKB48だから
僕は、問題も問題なら、解答も解答だと思った。
そして、何より、屈辱的な解答だな…と。
しかし、この時の番組観覧のお客さんの、"あ~"…。
まるで、画に描いたような納得の、"あ~"を聞いて、思うところがあった。
つまり、演歌ファンは、岩佐美咲のこと、ウェルカム状態。
そして、演歌の先輩方も、彼女のこと、きっと、優しく迎えてくれているだろう。
しかし、世間は厳しいんだな…と。
甘くないな…と。
ま、でも、そりゃそうだろうな!?…なんか、"演歌も歌ってみました"的な感じで、映ってるんだろうな!?
だから、余計に、次の…というか、この先の展開が大事になってくる。
長~い目で見た戦略が大切だと思う。
もしも、この後、山川 豊さんあたりとデュエット…チャンチャン!みたいな流れになっていったら、"中澤裕子かよ!"って、世間は思うんだろう?
この先、岩佐美咲が、本気で、演歌歌手になることを希望しているのなら、次の作品も、是非、1人で勝負させたってほしい!という想いがある。
現状、彼女に、いくつか、注文がある。
まずは、彼女の歌、技術的な弱点。
『無人駅』を歌っている姿をテレビで観たけど(他の曲でも、そうだけど)、彼女は、ブレスをした後、立ち上がりの2つの音の音程が、必ず、乱れる。
もう、息不足です。
本物は、特に、2つ目なんて、絶対にハズさない。
後ろのヴィブラートにも逃げない。
でも、AKBのメンバーからは、"わさみん、上手い~!"とか、言われるんでしょうね!? そんなん、全然、通用しませんて。
そんなん、さくらまやが、9歳の時に、もう、すでに、マスターしていたレベルのこと。
岩佐美咲、今のうちから、基礎だけは、しっかりとやっておいた方がいい。
次に、演歌の本質について…。
僕、「恋愛禁止」の感覚では、演歌は歌えない!と思ってる。
そして、演歌歌手に必要なのは、(歌の)"上手さ"…ではなく、"凄さ"だと思う。
岩佐美咲…、どうか、"恋心"というか、"恋する気持ち"だけは、封印しないで、持ち続けていてほしいと思う。
いくら、「恋愛禁止」であっても、そこは、大切にしてほしい。片想い…いいんじゃない。
ぶっちゃけ、17歳の時に、17歳の感情を大切にしておかないと、将来、演歌歌手としても、"陳腐"&フラットな歌が出来上がるだけだ。
"艶"…かな?
自分が、30歳,40歳で歌いたい歌、そして、歌手像を出来るだけ具体的にイメージしておくことだ。
売れた演歌歌手ってのは、全員、必ず、自分だけの秘密兵器を持っている。
例えば、1番わかりやすいところでいうと、氷川きよし。
彼は、デヒュー曲の『箱根八里の半次郎』のラストで、いきなり、それを使っている。彼だけのオリジナル技だ。
つまり、普通の歌手なら、"箱根八里の~は~んじ~ろ~ぉぉぉ~"って、(ある程度、譜面通りに)歌うところを、彼は、
"箱根八里の~は~んじろ~ぉぉぉ~、んぉぉぉ~"って、2段階に押し込む。
ココ1発!の決め技だ。
当然、客席のおばちゃんは、2回目の押し込みの時、"きよしちゃ~ん!"って、バカみたいに拍手するわけで…。
そして、客席のボルテージは、2倍、4倍、8倍…って、増幅していくわけで…。
もう、他の歌手とは、全然違う盛り上がりなんだ。
そして、氷川きよしは、この秘密兵器を1曲に1度だけ、絶妙に、かつ、確信的に使っている。
彼の切り札だ。
これは、彼が、ちょうど、岩佐美咲ぐらいの年の時、当時、"演歌では、絶対に売れない!"とされていた「股旅物」を自ら研究し、それを、デフォルメし、自分の歌のスタイルに取り入れた。
そして、作り上げた秘密兵器。誰もマネ出来ない、オリジナルだ。
もう、努力ですよ。
ただ、歌が上手いから、売れたわけじゃない。
岩佐美咲…、AKBの劇場曲にも、素晴らしいものがいっぱいある。
ただ単に、漠然と、その曲をとらえるのか? あれ?これ、使えるかも?…そんな風にアンテナを張っているのかで、25歳の時の歌が、全く変わってくる。
いくら、周りから、"わさみん、歌うま~い!"って、おだてられても、常に、数年先を意識して頑張ってほしいわ~。
そして、最後の1つ…それは、僕の願望だけど、彼女には、長山洋子みたいになってほしい。
アイドル出身で、演歌歌手になった先輩2人。
たぶん、年齢も一緒なんじゃないかな?
長山洋子と城之内早苗。
これは、僕の考えだけど、"城之内早苗は、演歌歌手として、成功した…"と思っていない。
それは、ヒット曲があるとか?ないとか?紅白出場何回?とか、座長公演のこととか…そういうこっちゃない。
単純に、歌の実力のことだ。
実は、2人の歌を生で聴いたことがあります。
で、その時に、強く感じたこと…
城之内早苗は、何を歌っても、『あじさい橋』に聴こえた。
しかし、長山洋子は、歌う曲すべてに、それぞれ、別の世界観があった。
声量は、圧倒的に、城之内早苗の方が上。でも、
"この差は、なんなんだろう?"…そして、しばらく考えた僕の結論は、こうだ。つまり、それは、女優経験の差だと…。
長山洋子は、『蜩(ひぐらし)』だけでもないし、『ヴィーナス』だけでもない。
実は、コントも出来る、三味線も出来る。
要するに、マルチが、歌に生きている。
岩佐美咲には、彼女のようになってほしいな。
特に、演技に関しては、我流で、全然OK!
演歌って、基礎は大事…当たり前。でも、それと同じぐらい、"我流"って、大事なんだよなぁ~。
17歳…いろいろと興味を持って、今のうちから、どんどん、やっといてほしいよ。
あ!1コ、忘れてた。
彼女って、着物…似合うんだよね。
それが、姿勢なのか?顔なのか?着付けが自分で出来る?のか?…それは、わからないんだけど、とにかく似合ってる。
それは、"ステージ衣装"ということではなくて、"普段着"として、似合ってる。
これって、大事だわ~。
新春アイドルカレンダーの晴れ着姿のような、なんちゅうか、"着せられた感"が、全くないのね、この子。
17歳でね。
岩佐美咲の武器、1個みっけ!
それは、「今、知っておきたい顔クイズ!」という1コーナー。
今、世の中を賑わせている"アノ人コノ人"の写真が出てきて、その人に関する問題が出題される。
そして、レギュラー陣が答え、または、ボケていく…って寸法。
30問目ぐらいだったかな?岩佐美咲のパネルが出てきた。
でも、その時、驚きの解答があったんだ。
ビックリしたよ。
Q:新人演歌歌手の岩佐美咲さん、このほど、(なんとかの)デイリーチャートの○位を獲得されましたが、彼女が、ここまで、注目されたのは、何故でしょう?
A:AKB48だから
僕は、問題も問題なら、解答も解答だと思った。
そして、何より、屈辱的な解答だな…と。
しかし、この時の番組観覧のお客さんの、"あ~"…。
まるで、画に描いたような納得の、"あ~"を聞いて、思うところがあった。
つまり、演歌ファンは、岩佐美咲のこと、ウェルカム状態。
そして、演歌の先輩方も、彼女のこと、きっと、優しく迎えてくれているだろう。
しかし、世間は厳しいんだな…と。
甘くないな…と。
ま、でも、そりゃそうだろうな!?…なんか、"演歌も歌ってみました"的な感じで、映ってるんだろうな!?
だから、余計に、次の…というか、この先の展開が大事になってくる。
長~い目で見た戦略が大切だと思う。
もしも、この後、山川 豊さんあたりとデュエット…チャンチャン!みたいな流れになっていったら、"中澤裕子かよ!"って、世間は思うんだろう?
この先、岩佐美咲が、本気で、演歌歌手になることを希望しているのなら、次の作品も、是非、1人で勝負させたってほしい!という想いがある。
現状、彼女に、いくつか、注文がある。
まずは、彼女の歌、技術的な弱点。
『無人駅』を歌っている姿をテレビで観たけど(他の曲でも、そうだけど)、彼女は、ブレスをした後、立ち上がりの2つの音の音程が、必ず、乱れる。
もう、息不足です。
本物は、特に、2つ目なんて、絶対にハズさない。
後ろのヴィブラートにも逃げない。
でも、AKBのメンバーからは、"わさみん、上手い~!"とか、言われるんでしょうね!? そんなん、全然、通用しませんて。
そんなん、さくらまやが、9歳の時に、もう、すでに、マスターしていたレベルのこと。
岩佐美咲、今のうちから、基礎だけは、しっかりとやっておいた方がいい。
次に、演歌の本質について…。
僕、「恋愛禁止」の感覚では、演歌は歌えない!と思ってる。
そして、演歌歌手に必要なのは、(歌の)"上手さ"…ではなく、"凄さ"だと思う。
岩佐美咲…、どうか、"恋心"というか、"恋する気持ち"だけは、封印しないで、持ち続けていてほしいと思う。
いくら、「恋愛禁止」であっても、そこは、大切にしてほしい。片想い…いいんじゃない。
ぶっちゃけ、17歳の時に、17歳の感情を大切にしておかないと、将来、演歌歌手としても、"陳腐"&フラットな歌が出来上がるだけだ。
"艶"…かな?
自分が、30歳,40歳で歌いたい歌、そして、歌手像を出来るだけ具体的にイメージしておくことだ。
売れた演歌歌手ってのは、全員、必ず、自分だけの秘密兵器を持っている。
例えば、1番わかりやすいところでいうと、氷川きよし。
彼は、デヒュー曲の『箱根八里の半次郎』のラストで、いきなり、それを使っている。彼だけのオリジナル技だ。
つまり、普通の歌手なら、"箱根八里の~は~んじ~ろ~ぉぉぉ~"って、(ある程度、譜面通りに)歌うところを、彼は、
"箱根八里の~は~んじろ~ぉぉぉ~、んぉぉぉ~"って、2段階に押し込む。
ココ1発!の決め技だ。
当然、客席のおばちゃんは、2回目の押し込みの時、"きよしちゃ~ん!"って、バカみたいに拍手するわけで…。
そして、客席のボルテージは、2倍、4倍、8倍…って、増幅していくわけで…。
もう、他の歌手とは、全然違う盛り上がりなんだ。
そして、氷川きよしは、この秘密兵器を1曲に1度だけ、絶妙に、かつ、確信的に使っている。
彼の切り札だ。
これは、彼が、ちょうど、岩佐美咲ぐらいの年の時、当時、"演歌では、絶対に売れない!"とされていた「股旅物」を自ら研究し、それを、デフォルメし、自分の歌のスタイルに取り入れた。
そして、作り上げた秘密兵器。誰もマネ出来ない、オリジナルだ。
もう、努力ですよ。
ただ、歌が上手いから、売れたわけじゃない。
岩佐美咲…、AKBの劇場曲にも、素晴らしいものがいっぱいある。
ただ単に、漠然と、その曲をとらえるのか? あれ?これ、使えるかも?…そんな風にアンテナを張っているのかで、25歳の時の歌が、全く変わってくる。
いくら、周りから、"わさみん、歌うま~い!"って、おだてられても、常に、数年先を意識して頑張ってほしいわ~。
そして、最後の1つ…それは、僕の願望だけど、彼女には、長山洋子みたいになってほしい。
アイドル出身で、演歌歌手になった先輩2人。
たぶん、年齢も一緒なんじゃないかな?
長山洋子と城之内早苗。
これは、僕の考えだけど、"城之内早苗は、演歌歌手として、成功した…"と思っていない。
それは、ヒット曲があるとか?ないとか?紅白出場何回?とか、座長公演のこととか…そういうこっちゃない。
単純に、歌の実力のことだ。
実は、2人の歌を生で聴いたことがあります。
で、その時に、強く感じたこと…
城之内早苗は、何を歌っても、『あじさい橋』に聴こえた。
しかし、長山洋子は、歌う曲すべてに、それぞれ、別の世界観があった。
声量は、圧倒的に、城之内早苗の方が上。でも、
"この差は、なんなんだろう?"…そして、しばらく考えた僕の結論は、こうだ。つまり、それは、女優経験の差だと…。
長山洋子は、『蜩(ひぐらし)』だけでもないし、『ヴィーナス』だけでもない。
実は、コントも出来る、三味線も出来る。
要するに、マルチが、歌に生きている。
岩佐美咲には、彼女のようになってほしいな。
特に、演技に関しては、我流で、全然OK!
演歌って、基礎は大事…当たり前。でも、それと同じぐらい、"我流"って、大事なんだよなぁ~。
17歳…いろいろと興味を持って、今のうちから、どんどん、やっといてほしいよ。
あ!1コ、忘れてた。
彼女って、着物…似合うんだよね。
それが、姿勢なのか?顔なのか?着付けが自分で出来る?のか?…それは、わからないんだけど、とにかく似合ってる。
それは、"ステージ衣装"ということではなくて、"普段着"として、似合ってる。
これって、大事だわ~。
新春アイドルカレンダーの晴れ着姿のような、なんちゅうか、"着せられた感"が、全くないのね、この子。
17歳でね。
岩佐美咲の武器、1個みっけ!
暖流(石川さゆり)
を歌った時の動画です、ご参考まで。
長山洋子さん目指して精進してほしいね。
最後の文章にジーンときました!