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あまちゃん、セイントフォー映画「ザ・オーディション」 編集ナッキー

2013-08-01 23:04:05 | アイドルを回想(AKB48を含む)分析系
読者より教えていただいた「あまちゃん」と過去の映画の関連当時の資料画像で検証「NHKあまちゃん・東京編」元ネタの封印された3本のアイドル映画

鈴鹿ひろ美のモデルは歌唱力に問題があった沢口靖子は、なるほど。
「雪の断章」は、小川範子が、斉藤由貴の少女時代を演じていた記憶がある。
セイントフォーの部分を引用。

宮藤官九郎が確信犯的に意識していると思われるのがセイントフォー主演、新城卓監督の「ザ・オーディション」(84年)だ。
セイントフォーは40億円のプロモーション費をかけたという物々しいデビューをした4人組ガールズグループで、ステージではバク転などアクロバットもどきのアクションを披露し観客を唖然とさせた。かといってキワモノとして売られた訳でもなく、スタッフは至極マジメにプロデュースしていたのだと思う。デビューシングル発売と同時に公開された映画「ザ・オーディション」は9億円の予算をかけた大作だったが、アイドル映画にありがちな十代の客層に向けたファンタジーではなく、年末のテレビ歌謡祭の内幕を暴露するなど、芸能界の暗部を真剣に糾弾した実録風の内幕映画だった。

 現実のセイントフォーは40億というバブル予算で仕掛けられたアイドルだが、映画で彼女たちが演じるのはマイナーアイドルグループ・レイカーズだ。世良公則演じるスキャンダルで失脚したもと人気ロックシンガーがマネージャーとなって彼女らをスカウトし育てるが、大手Bプロをモデルにしているとしか思えないメジャープロ社長・中尾彬の陰謀で、彼女たちのブレイクの機会は潰されてゆく。その四人組の苦闘と希望の日々の描き方が、「あまちゃん」におけるアキの所属グループ・GMT47に酷似しているのだ。

 現実に大々的に売り出されたセイントフォーは、しかしながらヒットに恵まれず、曲芸風振り付けはトンデモと笑われ、映画もまったく評価されずに沈んでゆき、4枚のシングルを発売して解散した。しかも解散後、所属プロダクションとレコード会社の間で印税の横領をめぐる泥仕合があり、演歌界の大物・橋幸夫(セイントフォーのレコード会社の副社長だった)や佐川急便(レコード会社の黒幕)などの名前が登場するスキャンダルに発展する。そういう経緯の映画なので、こちらも権利関係が複雑なようで今なおDVD化はされていない。

 そしてバラバラになったセイントフォーのメンバーたちは90年代を過ぎるとひとり、またひとりとヘアヌードを公開することになる。セイントフォーのセンターだった濱田のり子は09年、MUTEKIのAVにも出演している。

 吉川やセイントフォーを宮藤官九郎が確実に意識していると思われる理由は、吉川やセイントフォーが何度も画面に登場するからだ。吉川のレコードは北三陸のアキの母の部屋に飾られていた。セイントフォーは、アキの母が若き日にバイトした喫茶店の店頭にデビューシングル「不思議TOKYOシンデレラ」があったほか(76回)、7月18日の放映(94回)には実写シーンが一瞬登場した。

 またアキに母から送られた手紙の中にも「セントフォーを真似たりしました」の文字がある(メンバーの板谷祐三子を真似てメガネをかけるシーンが撮影されたが本編ではカットされたようだ)。アイドル時代を黒歴史としている吉川のデビュー盤をわざわざ画面に出したり、80年代に青春を送った世代でも忘れているマイナーグループのセイントフォーをこれ見よがしに登場させたり、宮藤が彼らを意識しているのは明らかだ。

 「あまちゃん」に影響を与えた3本の映画が封印されているのはなんの因果だろう。それは「あまちゃん」も同じように芸能界の暗部を晒しているという無意識の現れではないのか。全体の3分の2を消化した「あまちゃん」。残りのシナリオでどこまで前出の封印映画に迫れるか注目したい。

引用終わり
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