AKB48 チームBのファンより

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AXリクエストアワーでのシンディ(浦野一美)のパフォーマンス。(ときめき研究家)

2010-01-26 06:04:44 | ときめき研究家
私の推しメンであるシンディは、歌以外のパフォーマンスで、さすがの存在感を発揮していた。

1日目のMCでは、9期研究生を肴に、なっちゃん(平嶋夏海)と長いトークを展開したようだ。一部のブログでは、「自分ばかり前に出過ぎ」「くどい」「9期生がかわいそう」などの感想も見かけたが、それが彼女の持ち味なのだから止むを得ないと思う。見方は人それぞれで、ネガティブに見る人もいるだろうが、それを恐れてはいけない。
「天真爛漫」に「私を見て」と自己主張できる積極性は重要だ。そして彼女はそれを臆面なくできるので、私には嫌味がないように思われる。一方、年齢に関する自虐ネタも、もはやお約束となっている。
そもそも、MCで自分の確固とした「型」を持っているメンバーが他に何人いるだろうか。(劇場公演をそんなに頻繁に見ていないので自信ないが、高橋の「スベリ」、増田の「大阪弁」、なちゅの独壇場、くらいしか思い当たらない)
さらに、シンディの相方になっちゃんがいれば、その型はより洗練、昇華される。この二人がお互いの良さを引き出しあう話芸の域に達しているのは、ピーナッツさんの投稿にある通りだと思う。

4日目、24位にSDNの『孤独なランナー』がランクインして、場内がどよめく。もちろんシンディも登場。映画館の画像にシンディはあまり映らなかったが、生き生きと踊るメンバー達の姿に、思わずウルウルする。彼女たちは皆、必死であり、折角与えられた出番では貪欲に「私を見て」とアピールする。ここではシンディだけが特別な訳ではない。

8位の『初日』を歌った後のMCで、シンディが「8位で悔しい」という感想を口にしたが、それはチームBメンバー、そしてチームBファン全員の代弁であって、誰かが一度口にしないとあの場は収まりがつかなかったのだ。その役どころができるのは「天真爛漫」なシンディを置いて他にいない。そして「8位でも充分価値がある」という妥当な結論で、メンバーやファンの気持を決着させる役割は、やはりなっちゃんが果たしたのだ。この短い時間のやりとりは、綿密に考えつくされ、かつ完璧に演じられたものだったと考える。

3位の『10年桜』の後で、工事現場の衣装で登場したのは、前の記事に書いた通り、1位・2位の順位を予見させてしまうもので、まずい演出だったと思う。しかし、シンディは「本気で『天国野郎』のランクインを期待している勘違いメンバー」の役を「本気で」演じていた。少しでも躊躇や照れがあったなら、観客には順位が予見された憤りだけが残っただろう。シンディの本気が、まずい演出を救った。

1位の『言い訳Maybe』では、所定の「17位ポジション」で一生懸命歌い、踊っていた。映画館なので、ずっと目で追うことができず、もどかしかった。画面に映った時間は短かったが、いつものダイナミックなダンスだった。この時点では、彼女がメンバーで唯一人の「三冠王(3年連続1位)」を達成したことには、私も含めて多くのファンは気がついていない。
曲終了後、シンディは挨拶する高橋のちょうど真後ろに立ち、ずっと映りこんでいた。歌い踊り終わった後の、火照った顔、少し上がった息、放心したような表情で、しかし高橋の言葉に一つ一つ頷いていた。カメラに映っていることは全く気付いていないように、いつもの「私を見て」のシンディとは別の顔を見せていた。

アンコール後のトークで、高橋、前田が、シンディ、佐藤由加里、野呂、大堀のシニア4名を呼んだ。SDNに完全移籍する4人の花道とも取れる演出だったが、ここでシンディが「三冠王」の話を披露し、満場の喝采を受けた。「こみ上げて来るので、もういいです。」とコメントも珍しく短く切り上げた。「三冠王」は、偶然の巡り合わせとは言え、第1期生で地味なポジションで歌い踊り続け、独自の存在感を作り上げていったシンディへの祝福だったのだと思う。

P.S.
古い話になるが、紅白歌合戦でのシンディのパフォーマンスも素晴らしかった。
「涙サプライズ」では、並んでカメラの前を通り過ぎる1秒にも満たない時間で、両手を広げ、カメラ目線でアピールしていた。
「歌の力」コーナーでも、2秒ほどの時間で、カメラ目線ばかりか、カメラ(の先のファン)に、こっくり頷いてみせたのだ。もちろん歌いながらで、場の雰囲気を壊さない範囲内での、最大限のアピール。「あまり映らないポジションでの最大限の自己主張」のベテランぶりを遺憾なく発揮していた。
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1 コメント

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同感です (yumiko)
2010-01-26 17:49:00
先日はじめて生でAKBの舞台を観た通りすがりの者です。
そのとき、多田さんの愛らしさ、片山さんの堅実な実力とともに、浦野さんの自分をより良く見せるスキルがとても印象に残りました。
拳の正義での熱演ぶり、MCのソツのなさ、どことなくキョトンとした笑顔。様々な表情を見せてくれて楽しかったです。

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