初聴き… まず、思ったのは、『サイレントマジョリティー』のカップリング曲である、この2曲ってのは、″連作だな?″と。いわゆる、2部作品。
琴線に触れる言動(& 仕草?)を、おそらくは…された?彼女と、終始、その様に対して、うろたえている彼の物語だ。ま、彼からしたら、「地獄絵図」…だな。
とにかく、目の前で起こっている事件に対し、″手を繋げば? キスをすれば?″と、どこか安易に考えている彼…。浅はかボーイだ。
だけど、″あ?これは…″と、彼女のただならぬ雰囲気には、何か…何かしらを感じてはいる。また、自分が見抜かれてしまっていることも 若干ね…。だ、け、ど、オロオロ~、オロオロ~… 勝手に長い夜へと入っていく彼なんだな~。
最初は、ま、たぶん、″お前ら、本当に付き合ってんのかよー?!″ぐらいのことだったんだと思う。
ただ、恋のトラブルには、初動処理が大事なんだよ。
彼は、堂々としてれば良かったんだ。その態度だけ…毅然としていれば、この日、静かな夜を過ごせていたんだよ。
間違ったんだろうね~。で、それが、キッカケとなってしまったんだと思う。火に油。彼女は、さらに、面倒くさい無視?をさせられることになっていったんだろうね~。辛かったね~。
ま、″なー、お前ら どこまで…″ 的なことやろね。
ハイ! 彼の負けー。たぶん、その初動で、″バカ! んなんじゃねぇよ!″ + 即、心の中での ″しまったぁー!″的な感じになっちゃったんだとは思う。わかるよ。
でも、ハイ! 君の負けー。ハイ! スキ与えたー。今のワタシのこの状況、全部、アンタのせい…。ザ・あとの祭りー!
そして、この時、彼には、彼女のカチン!って音、そら…聞こえては いたんでしょうねぇ~、お気の毒~。
ただ、そんな状態でも、彼は、その日じゅうの何かしら(全力+全身全霊の土下座など)で、ま、僕は、何とかなってた…と思うんだよ。彼女だって、鬼じゃない。
でも、彼は、それをしなかった。で、したことと言えば、″手を繋げば? キスをすれば?″ってな 想像だけ。
で、結果、その日の夜に「マーラー」登場!って、そら…。でも、「マーラー」って、その選択…シブイと思ったな。
よく、吹奏楽仲間との会話、時々、こういうクイズタイムとか…あるんだよ。それはね、
″どの作曲家が好き?″って やつ…。
ここでね、「マーラー」って答えた人は、必ず、必ず! こんな風に言われる、
″「変人」or「変態」or「偏屈」or「破滅型人間」なの?″ってさ。
それは、彼の突出したパーソナリティーの部分なんだな。つまり、自らが(けっこう好んで…の)破壊&苦悩…。要するに、「ドMの象徴」だ。
まー、間違いなく、その日の夜に、彼が聴いてたのは、その マーラーが、絶頂期を過ぎてから作った作品である(いわゆる、精神的におかしくなっていった時に作った)『交響曲 第6番 イ短調 「悲劇的」』だったんだと思うよ。
で、今回は、そういう共通点から「マーラー」を起用&利用したのだと思った。あと、「ベートーベン」を使わなかったのが、なにげに、″シブイ! シブイとこ使ってくんなー!″ってね。もう1個上の「変態」やからね。
ベートーベン、彼、マーラー…ドM全開の自己世界だ。
そやから、いろんなことを ″二人のせい″…と、すり替えられたりする。「一人にされてる」って、考えられる。″二人が意地張ってる″って、思い込める。
そして、悲劇の主人公は、自己嫌悪MAXの世界に堕ちていった。盛って、盛って、盛って、盛った結果の反動…。
そして、自分自身の心にウソついちゃってる分、さ、もう眠れない。でも、よし!と、もう一度、開き直って!という強がり…気持ちグジュグジュ、虚構の中でね。
で、たぶん、この彼は、ミルクをグビッっていった時、その瞬間にガクーン! 我にかえったんだろうね、意外とね。現実的なモノとの接触だ。そして、そのリアル体験で、思い出すこととなるんだ…当たり前のことをね。
つまり、″元から存在している「1」よりも、2ー1= の「1」の方が、全然寂しいんだ″ ってことをさ。本当の孤独をね。
だけど、彼もさ、その日じゅうに何かやっていれば、その日、聞こえてきた「マーラー」も もしかしたら、「モーツァルト」に聞こえていたのかも? あ、いや、違うな。ワルツに聞こえていたのかも?…ね。
はい! 反面教師、反面教師。でも… で、も、これが青春なのかな? たとえ、その程度は 違っててもね。
だって、たしかに、10代の頃は、よく思っていたもん。突然のピンチに対して、″あ、俺、今、神様に試されてる…″ってさ。ああいうことだよね。そして、みんな大人になっていく…。さ、彼の場合は…?
さて、曲について、
まず、『手を繋いで帰ろうか』… その曲調は、彼の軽さ&″今起こっている物事の大したことのなさ″を上手く表現してると思ったな。ポップなのが、とにかくイイ。
そして、続いての『キミガイナイ』… こちらの方は、その平坦+途切れ途切れのメロディーが、それこそ、彼の呆然感,空虚感,手詰まり感を、これ結構…忠実、的確に表してると思った。
2曲で、1つ。前編,後編に分ける意味…。
僕、こういう 同時発表の2部作って、昔から、なんか興味あるんだよね~。
さ、今日は、日曜日やし、映画『ちはやふる ~下の句~』でも観に行こうかしら。
琴線に触れる言動(& 仕草?)を、おそらくは…された?彼女と、終始、その様に対して、うろたえている彼の物語だ。ま、彼からしたら、「地獄絵図」…だな。
とにかく、目の前で起こっている事件に対し、″手を繋げば? キスをすれば?″と、どこか安易に考えている彼…。浅はかボーイだ。
だけど、″あ?これは…″と、彼女のただならぬ雰囲気には、何か…何かしらを感じてはいる。また、自分が見抜かれてしまっていることも 若干ね…。だ、け、ど、オロオロ~、オロオロ~… 勝手に長い夜へと入っていく彼なんだな~。
最初は、ま、たぶん、″お前ら、本当に付き合ってんのかよー?!″ぐらいのことだったんだと思う。
ただ、恋のトラブルには、初動処理が大事なんだよ。
彼は、堂々としてれば良かったんだ。その態度だけ…毅然としていれば、この日、静かな夜を過ごせていたんだよ。
間違ったんだろうね~。で、それが、キッカケとなってしまったんだと思う。火に油。彼女は、さらに、面倒くさい無視?をさせられることになっていったんだろうね~。辛かったね~。
ま、″なー、お前ら どこまで…″ 的なことやろね。
ハイ! 彼の負けー。たぶん、その初動で、″バカ! んなんじゃねぇよ!″ + 即、心の中での ″しまったぁー!″的な感じになっちゃったんだとは思う。わかるよ。
でも、ハイ! 君の負けー。ハイ! スキ与えたー。今のワタシのこの状況、全部、アンタのせい…。ザ・あとの祭りー!
そして、この時、彼には、彼女のカチン!って音、そら…聞こえては いたんでしょうねぇ~、お気の毒~。
ただ、そんな状態でも、彼は、その日じゅうの何かしら(全力+全身全霊の土下座など)で、ま、僕は、何とかなってた…と思うんだよ。彼女だって、鬼じゃない。
でも、彼は、それをしなかった。で、したことと言えば、″手を繋げば? キスをすれば?″ってな 想像だけ。
で、結果、その日の夜に「マーラー」登場!って、そら…。でも、「マーラー」って、その選択…シブイと思ったな。
よく、吹奏楽仲間との会話、時々、こういうクイズタイムとか…あるんだよ。それはね、
″どの作曲家が好き?″って やつ…。
ここでね、「マーラー」って答えた人は、必ず、必ず! こんな風に言われる、
″「変人」or「変態」or「偏屈」or「破滅型人間」なの?″ってさ。
それは、彼の突出したパーソナリティーの部分なんだな。つまり、自らが(けっこう好んで…の)破壊&苦悩…。要するに、「ドMの象徴」だ。
まー、間違いなく、その日の夜に、彼が聴いてたのは、その マーラーが、絶頂期を過ぎてから作った作品である(いわゆる、精神的におかしくなっていった時に作った)『交響曲 第6番 イ短調 「悲劇的」』だったんだと思うよ。
で、今回は、そういう共通点から「マーラー」を起用&利用したのだと思った。あと、「ベートーベン」を使わなかったのが、なにげに、″シブイ! シブイとこ使ってくんなー!″ってね。もう1個上の「変態」やからね。
ベートーベン、彼、マーラー…ドM全開の自己世界だ。
そやから、いろんなことを ″二人のせい″…と、すり替えられたりする。「一人にされてる」って、考えられる。″二人が意地張ってる″って、思い込める。
そして、悲劇の主人公は、自己嫌悪MAXの世界に堕ちていった。盛って、盛って、盛って、盛った結果の反動…。
そして、自分自身の心にウソついちゃってる分、さ、もう眠れない。でも、よし!と、もう一度、開き直って!という強がり…気持ちグジュグジュ、虚構の中でね。
で、たぶん、この彼は、ミルクをグビッっていった時、その瞬間にガクーン! 我にかえったんだろうね、意外とね。現実的なモノとの接触だ。そして、そのリアル体験で、思い出すこととなるんだ…当たり前のことをね。
つまり、″元から存在している「1」よりも、2ー1= の「1」の方が、全然寂しいんだ″ ってことをさ。本当の孤独をね。
だけど、彼もさ、その日じゅうに何かやっていれば、その日、聞こえてきた「マーラー」も もしかしたら、「モーツァルト」に聞こえていたのかも? あ、いや、違うな。ワルツに聞こえていたのかも?…ね。
はい! 反面教師、反面教師。でも… で、も、これが青春なのかな? たとえ、その程度は 違っててもね。
だって、たしかに、10代の頃は、よく思っていたもん。突然のピンチに対して、″あ、俺、今、神様に試されてる…″ってさ。ああいうことだよね。そして、みんな大人になっていく…。さ、彼の場合は…?
さて、曲について、
まず、『手を繋いで帰ろうか』… その曲調は、彼の軽さ&″今起こっている物事の大したことのなさ″を上手く表現してると思ったな。ポップなのが、とにかくイイ。
そして、続いての『キミガイナイ』… こちらの方は、その平坦+途切れ途切れのメロディーが、それこそ、彼の呆然感,空虚感,手詰まり感を、これ結構…忠実、的確に表してると思った。
2曲で、1つ。前編,後編に分ける意味…。
僕、こういう 同時発表の2部作って、昔から、なんか興味あるんだよね~。
さ、今日は、日曜日やし、映画『ちはやふる ~下の句~』でも観に行こうかしら。