AKB48 チームBのファンより

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乃木坂46『好きというのはロックだぜ!』を聴く。(ときめき研究家)

2022-10-10 14:38:37 | ときめき研究家
『好きというのはロックだぜ!』。
タイトルからは『ロックだよ、人生は』を連想する。しかし、歌詞の内容は全く違う。『君の名は希望』『今、話したい誰かがいる』『僕は僕を好きになる』の世界観に近い、恋をすると人生が変わるというような歌だ。
それがどうして「ロック」なのか、うまく繋がらないが、乃木坂46がずっと歌い続けているテーマの1つだ。同じテーマを、手変え品変え歌うのはいい。一貫して伝えたいメッセージなのだから。しかし、この曲はあまり「手変え品変え」という感じがしない。あまりにシンプル過ぎて捻りがないように感じるのだ。乃木坂らしいお洒落な感じもない。Aメロなどは唱歌めいている。「ロック」とは程遠い。
強いて印象に残ったことを挙げるなら「人は何歳から大人と呼ばれてしまうのか? 自分のことさえも理解できないまま」という歌詞だ。『夢は何歳まで』(日向坂46)を連想する。私の実感で言えば、何歳になっても自分のことは理解できないものだ。

『バンドエイド剥がすような別れ方』。(5期生)
曲調が妙に耳に残る。別れの歌なのに楽しい気持ちになる。
歌詞は、緩やかな別れの歌だ。「サステナブル」に近いテーマと言える。
「夏の恋は続かない」という定説通り、気づけば1カ月会わなくなってしまった彼女を忘れられず、未練がましく思っているのだ。そんなにすぐには忘れられない。バンドエイドを剝がすときのように、時間をかけてゆっくり離れていこうとしている。
「バンドエイド」というのは商品名だ。商品名が入った歌詞は、昔はNHKでは歌えなかった。山口百恵は「真っ赤なポルシェ」を「真っ赤な車」と変えて歌わされた。しかし現代ではそんな制約はないのだろう。作詞家は何も心配せず、商品名を連呼させられる。

『ジャンピングジョーカーフラッシュ』。(4期生)
私は知らなかったが、ローリングストーンズの楽曲に『ジャンピングジャックフラッシュ』という曲があるそうだ。「はやった歌にあったんだろう?」というのは、その曲のことなのだろう。
大人になるな、常識を疑え、今が大切、大騒ぎしようというような歌詞。この曲こそ『ロックだよ、人生は』と近い世界観だ。
テケテケサウンドがわかりやすくロックだ。理屈抜きに楽しい。

『僕が手を叩く方へ』。(3期生)
先輩が後輩を導く歌だ。3期生から後輩たちへのメッセージソングっぽくて、楽屋落ちそのものだ。上から導く感じが、ちょっと説教臭くて、私は苦手だ。
「何が言いたいかって言うと 君は一人じゃない 頑張れ」と、歌詞の中で要約を述べてしまっているのが斬新だ。普通なら、そういう要約はせず、聴き取ってほしいと思うものだが、ストレートな要約は珍しい。つまり「何が言いたいかって言うと」の部分が余分なのだ。
しかし、敢えてこの言葉を入れることで、うまく伝えられないかもしれないという先輩のもどかしさを表現しているとしたら、とてつもなく深い歌詞と言える。

『パッションフルーツの食べ方』。
アンニュイな雰囲気。パッションフルーツは何かの暗喩で、ちょっとエッチな連想をさせようとしているのだろう。自分は子供でまだ知らないけど、大人だけが知っている甘美なもの。自分もそれを知りたい、でも知りたくない。

『夢を見る筋肉』。
バンド曲。
夢を見て、不器用でも努力すれば、失敗してもそれは自分の筋力として実力になる、というような歌詞だ。一種の応援歌だが、正直あまり響かなかった。

『Under’s Love』。(アンダーメンバー)
この曲も楽屋落ち。センターで踊るダンサーを口説きたいと近寄って来た男が、実はアンダーである自分目当てだったというサプライズ。アンダーメンバーの矜持を歌っているのだろう。
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