AKB48 チームBのファンより

鈴木紫帆里さんを中心にAKB48 チームB について語るサイトです。

映画『悲しみの忘れ方』を観る。ネタバレあり。(ときめき研究家)

2015-07-17 06:00:00 | ときめき研究家
乃木坂46のドキュメンタリー映画を観た。
ベストアルバム『透明な色』を聴いたりして、乃木坂46への関心が高まっていたタイミングなので、見てみようという気になった。

序盤は、5人のメンバーの生い立ちの紹介だ。
5人とは、生駒里奈、西野七瀬、橋本奈々未、白石麻衣、生田絵梨花の5人である。
5人の母親の言葉として、それぞれの子ども時代が語られる(ナレーターは本当の母親ではなく西田尚美)。それぞれが、いじめられたり、抑圧されて我儘を一切言わなかったり、部活動になじめなかったり、何かと難しい子ども時代を送っていたようだ。ホームビデオで撮影された当時の映像などを使いながら、テンポよく編集されていた。
しかし、私は「生身派」ではないので、この序盤は少し退屈だった。

乃木坂46のオーディションがあり、グループが結成されてからが俄然面白くなる。
今はもう脱退したメンバーの顔にぼかしが入っているのが興ざめだが、節目節目の出来事を紹介して行く。『16人のプリンシパル』の記者会見で、緊張からか舞台袖に逃げ出してしまった生駒。はじめてセンターから外れた時に貧血で倒れてしまった生駒。その直後には重圧から解き放たれたような笑顔を見せる。良くも悪くも、当初からずっと、彼女がグループの顔だったのは間違いない。

印象に残ったのは楽曲の力だ。1コーラスとか、フルコーラスをじっくり聴かせる場面がかなりあった。これは、これまでのAKBグループのドキュメンタリー映画にはなかった趣向ではないか。
AKBグループのコンサートではじめて披露した『ぐるぐるカーテン』。初々しく、一所懸命踊って歌っている姿はいじらしかった。隣のメンバーのスカートの裾をつかんで振る振り付けも、今見ると可愛らしい。
野外コンサートでの『君の名は希望』。大サビの前、一瞬のブレイクの後、打ち上げられる花火と楽曲のコラボレーションにはぞくぞくするような感動を覚えた。やはりこの曲は名曲だ。
生田のピアノ弾き語りによる『あなたのために弾きたい』。黄色いペンライトの海に浮かんだようなピアノの前で、うっとりと、力強く歌いきる生田は、天性のアーチストと言えるだろう。
生駒が訪れた母校の中学で、吹奏楽部の後輩たちがサプライズでプレゼントしてくれた合唱曲。清らかな歌声に心が洗われたし、それを聴いた生駒の素のリアクションが好ましい。

全編が、冒頭の5人を中心に描かれるが、他のメンバーにも少しずつスポットが当たっている。
松村沙友理が男性問題を起こした時の出来事が赤裸々に描かれる。本人がメンバーに涙ながらに謝罪する場面、メンバーが当時を振り返って「全員が怒っていた」と正直に語る場面、そして紅白歌合戦落選をスタッフから知らされる場面。更には、大晦日の当日、テレビでHKT48の『メロンジュース』を観ているメンバーの姿は、非常に痛々しく、ドキュメンタリーとしては印象的な名場面だった。僅かに救いがあったのは、同じ紅白歌合戦でAKB48兼任メンバーとして出演した生駒と、彼女をテレビで見たメンバーの歓声だった。
メンバーの大きなポスターが貼られている地下鉄乃木坂駅で、ファンの女子高生2人と写メを撮る桜井玲香。親しみやすく、悪く言えばちょっとがさつな感じは大島優子に似ていた。
秋元真夏は映画『超能力研究部の3人』にも出ていたし、最初から中心メンバーだったのかと思っていたが、途中から選抜に入ったと知り、意外だった。

この記事に名前が出たメンバーの顔と名前は、以前から知っていた。1名だけ、最後に出て来る堀未央奈は、この映画ではじめて覚えた。
コメント (1)
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