早朝よりの強い降雨の日、それでも半袖シャツで済むくらいの気温、
合わせて緊張の時間は、また心地よい坐禅会でもありました。

師家で老師の席


小鐘三つでスタート。
「毎度申し上げることですが」から、老師の坐中のお話が始まりました。
「この早朝坐禅会が始まって25~26年になります、中にはお坊さんになって人、
自己の理想の生活の中で禅のこころを極めようとした人、
等いろいろな人が通り過ぎました。
その間、一貫して私が伝えていることは、「坐禅の基本として、整身・整息・整心を極めることです」。
(今日は、今後の「放下」実践のための基本の復習会として時間をかけ三つの要素あり方が語られました、内容略)。
此処へきて、それぞれの坐禅の型は卒業、その一つの要素「整心」
心の整え方の具体策が「放下」です、
次回からはこのことを課題として学びましょう。」
人間の生き様を佛教界では「六道(ろくどう)」と定義づけています。
・天道(てんどう、天上道、(天界道とも)・人間道(にんげんどう)・修羅道(しゅらどう)・畜生道(ちくしょうどう)・餓鬼道(がきどう)・地獄道(じごくどう)
今のわれわれの住む現実の世界は、人間道
人間が住む世界をいい、四苦八苦に悩まされる。人間道の中には「因縁果」が有り
その中には「五欲」が生じ、この荒波の中に揺られる日常です。
「五欲(ごよく)」とは、人間の本能的な欲望を起こす色・声・香・味・触。
また、財欲、色欲、飲食欲、名誉欲、睡眠欲とも。
人間が生きる理想の道とは、不要・悪事等、「放下するです。
その手段は、坐禅のように座すだけでなく、どんな姿勢・場所でも出来ることです。
こんな訓練を繰り返し生きて行きましょう。
次回からの坐禅会は、何を捨てて生きるのかを仮題にして学びましょう」
と結ばれた。
来月からは何か難しそう。
ここまで小鐘1つ。
と共に回向「願わくば、この功徳を持って普く一切に及ぼし、我等と衆生と皆共に仏道を成ぜんことを」と。
終わりとなりました。

いつもより長い時間、留まることのない雨だれの音が、伴奏様相・・・・・・。
この時期の義宣寺さん境内では、30m余にもなる「タイサンボク」の開花大木花は1週間くらい前に終わってました


、一方若木の「夏椿」」これからの開花


じぃさん仲間で、朝飯会に回り、語り合いました。
