tarpin翁のスローライフ

福井県奥越地方、季節のたより、ガーディニングなど、
写真日記・・・そして・・・。

5か月振り、「早朝坐禅会」に参加。

2023年04月16日 | 坐禅会

昨年11月から5か月振りの坐禅会でした。

禅堂入山迄、外は強雨、何かを洗い流すかの様相。

ややッ、今朝は新入会女性2名も。

午前6時前には着座、

 

入会の方への「入堂の方法から着坐迄」のご特別指南。

外では坊守様の打たれる6時の梵鐘が続き、懐かしい。

4月になるとこの時間でも、空は完全に開けきれている。

堂内は、寒さのためのファン付きストーブの音が気になる。

同時に上手なった「ウグイスの鳴声」。

 

低い読経の中、後ろを歩かれる老師の気配、

「検単」をかねての行事か(初体験)。

 

しばらくして、坐中の老師のお話が始まる。

老師のお話に意識を集中すると40分の足の痛さを忘れる、

これが無いと長い40分になるので辛い、今朝はありがたい。

 

5年度の始まりです、沢山降り積もった雪も融け、美しい梅・桜も散り終わり、

地面では草花が芽を出し花が咲く、そして暑い夏、秋になると花は結実、

それを剥ぐ鳥たち、また新しい命のつながりが」。

お釈迦様は「命の連関・連鎖」、これを「諸業無常」とおっしゃった、

あらゆるものは、生まれ死に又生まれ死に、この繰り返し、

すなわち諸業、そして無常であると。

命のつながりは「因縁」、

「その時々に私というものは存在しない、あるのは命のつながりのみ」。

 

過日の涅槃会のお参り客の一人の

「数珠が涅槃図の前で切れた」、

この因縁を、幸ととるか、凶とるかは、

仏法を学んだ人かそうでないかにより変わる。

 

お釈迦様80年の中で、そんなに難しい事を教えられたのではない。
「その因縁事は、その人の体験により開かれよ」と、

「説かれた真理をどんな体験をするのか」によるのですが、

身を整え・息を整え・心を整えて座る「坐禅」、

これも体験の一つ、

この教えはお釈迦様と、

日本では道元禅師様だけ実施され現在も伝えている。

 

老師は最後に「令和5年度の始まりに当たり、それぞれがどのような人生

になるのか共に歩みたい」と結ばれた。

「姿勢・呼吸・心を整え、もって仏道に入る」。

これが坐禅です。とも。

 

  

坐後のお茶とお菓子の振る舞い、 

参禅者・老師・坊守氏を交えての座談会、これも楽しいひと時、

女性5名、男性2名の会でした。

 

 

 

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