tarpin翁のスローライフ

福井県奥越地方、季節のたより、ガーディニングなど、
写真日記・・・そして・・・。

町中にひらめく「3色短冊」の薀蓄。

2017年02月18日 | 福井のPR大使?

「勝山左義長祭り」一週間前になり、たぶん今朝から、

町中(旧市内中心部)に「3色短冊」が張り巡らされます。

カラフルな色彩の短冊装飾は、

全国で「勝山左義長」だけの特徴。

早々と、公民館内に張りめぐられた手作り色短冊。

 

そもそも「左義長」祭りは、幕藩時代からの伝承の祭り、

基本、「神事行事」なのです

祀りのご神体は「歳徳神(としとくしん)」その歳の初めに祭る神様、

五穀豊穣を願う神様です、

この前に「生木の松飾り」がありここに「三角形の火打ち袋」

を吊り下げる、

すなわち「火防の神様」をも祀っています。

 

カラフルな色短冊や色幕は

仏教の始まりのインドやチベットの古い仏教寺院で見られる風景です、

源流はこの辺から始まったものと思います(私見)。

 さて、勝山の場合は、神事として幕藩の元禄時代から300年余

続いているものですが、

江戸末期までは、家々の玄関先に「赤く染めた紙飾り」

が飾られていたとか。

 

明治期に入り、「町のにぎわい」と今ひとつの「鎮火祭」

がまとめられ、小笠原候入封に伴い始まった「火消し制度の組纏」の

藩主から拝領の「飾り纏、5色(5班)」から始まった。

組織が3組になり3色に。

昭和の時代になり

道路中央まで張り巡らせ、町のにぎわいに寄与しています。

 

この飾り、私の住む元禄区は左義長櫓がない、

武士の町内として見物はするけれど、祭りは参加しないことからとも。

「勝山左義長」祭りは、町全体のお祭りですが、

いまだに市役所周りの中心部「元禄区」には

色短冊の飾りをしないのは不思議です。

今日から始まるる「本番短冊飾り」

は取材したいものです、また必ずupします。

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする