tarpin翁のスローライフ

福井県奥越地方、季節のたより、ガーディニングなど、
写真日記・・・そして・・・。

「福井の天神様信仰」と初天神。

2013年01月22日 | 当地の催事・行事など
1月25日は、「菅原道真公」をお祀りする天満宮(天神様)の「初天神」でにぎわいます。
当地には、余り大きな天満宮はありませんが、
その分、当地独特の信仰の形があります。

この日は、床の間に天神様の掛け軸を飾り、
三宝の上に「尾頭付きの焼きかれい」を、お供えします。
勿論、その家の男児の健康な成長と、天神様にあやかり、頭のよい子に
育ってもらうための風習です。
この風習は、TVの「けんみんしょう」にも取り上げられた、独特のもののようです。

なぜ福井に、天神信仰、なぜ焼きがれいかは諸説あり、真相はわからない様子。

我が家では、もう子供は独立していますので、
この「天神様のお軸」を掲げています。





正面の天神様は、広島県三次市に伝わる
三次人形」(私のコレクションの一つ35cmある土人形です)





天神様の掛け軸は、
お顔の向きが正面・左向き・右向き・座位・牛乗り等があり、
木彫、その他、色々。
何れもコピーものは少なく、作家ものといわれる直筆、
数十万円もするものが多く有ります。

この掛け軸、男児が生まれると、「お嫁さんの里から送られる風習」になっています。
福井市では、孫渡しを売る家具屋さんで売られているのも肯けます。
(石川県・富山県の一部にもある風習)

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする