新・日曜炭焼き人の日記

炭遊舎のホームページで書いていた「日曜炭焼き人の日記」を引きついで書いていきます。

ウクライナ、ロシア問題

2022年03月20日 | 日記

 ウクライナへのロシア侵攻は連日報道されており、日本人の多くが関心をもって注視している。これほどまでメディアが採りあげる戦争もめずらしいのではないだろうか。
 善と悪がはっきりしている。もちろんウクライナが善でロシアが悪だ。強者対弱者でもある。核大国のロシアと核どころか兵力にきわめて劣るウクライナ。兵力で一方的に勝るロシアが意外にも苦戦を強いられているという構図が、判官贔屓をかり立てている。日本ばかりか世界中の人たちがウクライナに同情し、応援している。敵味方がはっきりし、ロシアが敵、ウクライナが味方だ。
 ロシアという国をひとことでいうのは控えるべきかもしれない。プーチンをはじめとする指導者層と一般国民の間にはかなり深い亀裂が感じられる。水戸黄門でいえば悪代官と領民との関係か。世界に黄門様がいないのは残念だ。
 メディアが連日、採りあげるので多くの人が関心をもっているのはよいことだが、ロシアは日本と国境を接する隣国でもある。他人事ではすまされない面がある。プーチンが血迷って矛先を東へ向けることはないか。独裁者の胸の内は読めない。読んでも意味がない。まるで気まぐれに行動するのだから。日本はさらに2つの独裁国家と国境を接している。危ない。

 きょう午前、ズームでの雑談会でもロシア、ウクライナ問題が話題になった。バイデン、習近平の会談がおこなわれたが、バイデンは中国が武器援助などしたら代償を払わなければならないぞ、と高飛車に脅しをかけるのでなく、もっとへりくだって、習近平に仲介役を頼み込むぐらいしてもよいのではないか、という意見が出た。他に仲介役ができるのは国連事務総長だが、国連安保理が機能しなくなっていながら安穏としているだけでは事務総長としてお粗末すぎる。キエフに行ってゼレンスキー大統領に会い、さらにモスクワへ飛ぶぐらいのことがなぜできないのか。岸田首相がインドのモディ首相に会っている。インドはロシアとのパイプが少しあるのだから、モディ首相に仲介役を依頼してもよいはずだ。とにかく誰かが仲介して一刻も早く停戦を実現しなければいけない。停戦交渉をウクライナ、ロシアの二国間だけにかぎる必要はないだろう。