新・日曜炭焼き人の日記

炭遊舎のホームページで書いていた「日曜炭焼き人の日記」を引きついで書いていきます。

日本4分割案があった

2022年03月18日 | 日記

 このブログで採りあげるのははじめてかもしれない。造形美術作家と紹介すればよいのだろうか、北川健次氏のブログをもう長年、愛読している。馥郁とした香りを放つ氏の文章に惹かれ、同じように芳香を放つ文章を書きたいと思っても、しょせんまねできるほどの文才も識見も持ちあわせない。
 3月17日付で公開されている文章は、ウクライナ情勢に鑑み、日本も同じ運命になりかけたことがあり、また今後ロシア、中国の動向しだいでは危うい状況に陥る懸念を表明されている。
 太平洋戦争後、日本をどうするかを戦勝国が話し合ったとき、日本を4分割する案が出ていた。北海道と東北をソ連が、中央部をアメリカが、四国を中国が、西日本をイギリスが分割統治する構想がもちあがっていた。米トルーマン大統領やマッカーサー司令官の拒否でアメリカ一国に占領されることになり、しかもさいわい、比較的穏やかな占領政策により現在の日本の礎が築かれた。もし日本4分割が実際におこなわれていたら、いまの韓国と北朝鮮のような状態になっていたかもしれない。
 この話は学校では教えていないようだし、私も教わったことがない。歴史の検定教科書に載っていない。ひとえにアメリカへの遠慮、忖度のせいだろう。北川健次氏は日本の行く末について警鐘を鳴らしてくれている。ぜひ北川氏の原文で読んで欲しい。「北川健次オフィシャルサイト」で検索できる。

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