新・日曜炭焼き人の日記

炭遊舎のホームページで書いていた「日曜炭焼き人の日記」を引きついで書いていきます。

マックが営業停止

2022年03月10日 | 日記

 ロシア国内での反戦気運の盛り上がりに期待している。いちばんの障害がプーチン政権によっておこなわれている情報遮断だが、今日のニュースにはその効果が期待できそうだ。
 マクドナルド・ハンバーガーチェーンとスターバックス、コカコーラ、ペプシがロシア国内での営業活動を停止すると発表した。いくら世界情勢に疎い若者たちでも、いつも食べているマックのハンバーガーが食べられない事態になると、「なにかおかしい」「外の世界でなにかが起こっている」ことに気づくだろう。なにかが起こっていることを一般大衆に知らせるためにこれまでSNSが大きな役割を果たしてきたはずだが、今回はそれがロシア当局によって遮断されているという。大好きなハンバーガーが食べられない、コーラが飲めない事態をつくること、これはロシアの民衆を目覚めさせる大きな力になる。マック、スタバ、コカコーラ、ペプシのロシア国内での営業停止措置は、トヨタの生産停止よりもはるかに大きな効果をもたらすものと思っている。
 おなじく旧社会主義国チェコ、プラハの街を歩いていると、「次のマックまであと○メートル」という看板がよく目についた。それほどマック店が多く存在し、どの店も例外なく繁盛していた。味は日本のマックと変わらない。日本食が恋しくなったころ、マックのフィッシュバーガーを食べていれば、日本食を食べたときと似た気分になれた。値段が安いので、とても安上がりなノスタルジー回復手段になった。そのマックの今回の営業停止決断に、その効果を期待している。