新・日曜炭焼き人の日記

炭遊舎のホームページで書いていた「日曜炭焼き人の日記」を引きついで書いていきます。

新型コロナ感染者発表に望むこと

2020年11月17日 | 日記

 新型コロナウイルスが勢いを増しているようだ。感染者の状況についてもっと知りたいが、知り合いに感染者がいるわけでなく、公の発表では知りたいことの半分も知れない。
 知りたいこと、その1。感染者のなかには症状がない人がいることが知られている。その人たちは症状がまったくないまま陰性に戻ってしまうのか。それとも時間がたつうちに発症することがあるのか。時間がたてば発症する人は何パーセントぐらいか。
 私はかねがね「高齢者は感染すればかならず発症する。高齢者で無症状の感染者はいない」という仮説をもっていたが、その仮説はみごとに裏切られた。相模原市の、88人のクラスターを発生させたF病院の感染者の報告から、少なくとも5人の60代、70代の男女が無症状の感染者であることが報告された。高齢者でも無症状の感染者がいることが分かった。ただその人たちが、ときが経てば発症するのか、それとも無症状のままで終わってしまうのか。追跡調査がなにも発表されない。
 知りたいこと、その2。高齢者の無症状感染者に他の人に感染させる力はあるのか。つまり高齢者どうしが交流するときに、無症状の人が混じっていることにより、他の人が感染してしまう恐れがあるのかどうか。高齢者の無症状感染者は、きわめて弱いウイルスを保有しているのみで、他の人へ感染させる力がない、ことを期待しているのだが・・。
 私自身が高齢者なので、基本的に高齢者どうしの交流が多い。もう少し高齢者の感染状況が分かれば、もっと活発に動いてもよいのかどうかも分かってくるはずだ。
 感染経路不明、と発表される事例でも、どこで感染したかの心当たりぐらい感染者ご本人にはあるはずだ。はっきりした証拠がないことでも、発表してくれれば、個人として気をつけるべき場面が分かってくる。具体例を挙げることにより、個人が特定されてしまうことを恐れるあまり、全体への注意喚起がおろそかになりすぎていないだろうか。
 



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