新・日曜炭焼き人の日記

炭遊舎のホームページで書いていた「日曜炭焼き人の日記」を引きついで書いていきます。

胃が悪い

2020年06月08日 | 日記

 3日間お粥だけの食生活をつづけた。胃を悪くし、食欲がなくなったからだ。さすがに3日目になると、空腹を感じるようになる。こうなれば回復したといえる。きょうからまたふつうの食生活に戻っている。胃が若返ったようだ。腹がグーグー鳴る。時間がたてば空腹を感じる。3日間、酒を飲まなかったので、肝臓も若返ってきれいになったはずだ。ちょっと出っ張ってきた腹回りがすっきりし、スリムになった気がする。お粥療法は一石三鳥の効果がある。
 若いころからの胃弱で、最近は月に1回ぐらいの割で胃が変調をきたす。そのたびにお粥だけの食餌療法をする。私の場合、胃の調子さえよければ、あとはすべてよし。ちょっとしたことで胃が悪くなり、食欲がなくなる。空きっ腹にビールを飲む、アイスクリームを食べることなどを最近は厳禁にしている。ともすると食べ過ぎる。これがいけない。年齢をわきまえないといけない。
 胃弱といえば夏目漱石が思い浮かぶ。終生、胃弱に苦しんだ。胃潰瘍ならいまは治る。当時は適当な薬、治療法がなかったのか。それを超える症状だったのか。修善寺で吐血したときはもう末期症状だったはずだ。そのような闘病生活のなかで、あれだけの作品群を世に遺した。逆にいえば、あれだけの作品群を遺すことを考えなければ、もっと長生きできた。世に寄与するものを遺すか、長生きするか、どちらがよいか、などと考えるのは野暮というものだろう。