冷蔵庫が冷えなくなった

　冷蔵庫の冷蔵室が冷えなくなった。最初の徴候は牛乳に現れた。買って2、3日しかならない牛乳がドロドロのヨーグルト状になった。牛乳が古いのか。学校が休校になり、給食用の牛乳があまっている。古いものを店で売っているのだろう。チーズが軟らかくなっている。上の段に置いているせいだ。下の段へ移した。冷蔵庫は下の方が冷える。食べ残しを冷蔵庫へ入れていて腐ることがあった。梅雨時にはよくあることだ。早めに食べよう。1か月ほどが経過した。やっぱり冷蔵庫が冷えていない。食品を入れすぎるからか。取扱説明書を読みながらさまざま考え、結局、冷蔵庫が正常に機能していないという結論に達した。冷凍庫は十分に機能している。製氷もできる。
　購入時の領収書を見つけ出し、ビックカメラ修理センターに電話した。さすがに大手電器量販店だけある。電話番号と名前、購入時期を告げただけで、冷蔵庫の型式から長期保証に加入していることまで一瞬にして分かった。その後すぐにメーカである日立の修理担当者から電話が入り、翌日には修理に来てもらえることになった。
　さすがに専門家の目は鋭い。野菜室の奥にある通気口が塞がっていることが冷蔵室が冷えない原因だといわれた。ここから冷凍室の冷気が上の冷蔵室へ上がる。その通気口が氷で塞がっているとのことだった。奥の部品を外してドライヤーで温め、ぶじに修理が終わった。冷凍室周辺に氷や霜が異常に多くついていたのも、その通気口が塞がったせいだったとそのとき納得した。
　長期保証に入っているにもかかわらず、部品交換などの対象でなく、使用法のミスと判断され、無料修理にならなかった。出張費まで取られた。なんのための長期保証だ。ここは改善して欲しいなあ。