新・日曜炭焼き人の日記

炭遊舎のホームページで書いていた「日曜炭焼き人の日記」を引きついで書いていきます。

イノシシが逃げ込んだ

2018年08月10日 | 日記

 10日朝、ブルーベリーを摘んでいたとき、農園内を茶色い塊が走った。すばしこい。イノシシの子ども、ウリボウだった。農園内には畑作業をしている人が2人いたが、その間隙をぬって走り抜けた。
 ウリボウが走った方向が薪置き場だったので、そこにいたKHさんが目撃し、「おーっ」と声をあげた。毛並みのよい、体長60センチぐらいのウリボウが薪置き場に逃げ込んだ。周りに糞が見つかり、そこをねぐらにしているらしいことが分かった。
 薪置き場では、地面にじかに薪を置かず、鉄道のレールのように2本の棒を並行に並べ、その上に薪を積み上げている。地面とその積み上げた薪の間に、いまウリボウが潜んでいる。薪わり機や刈払機などの機具を保管している場所だから、しばらくはそこの管理者であるKHさんと同居していたことになる。もちろん一方は息をひそめて他方の様子をうかがっていただろう。
 ことしはつぎつぎに畑が荒らされている。フェンスで囲ってあってもハクビシンは隙間から入る。スイカを食べ、トウモロコシを食い散らす。金網や木を伝ってのぼり、ブドウを食べる。レストハウス前のブドウも荒らされた。ブルーベリーはヒヨドリ、ムクドリなどの鳥に食べられている。
 防御フェンスの外ではおとなのイノシシたちがはでに荒らしている。クリ畑の落ちたクリを拾うのか、クリの木の下がイノシシの活動の場になっているようだ。草が生えていても構わず地面を掘り返す。炭焼き場の周辺にもかなり被害が出ている。
 動物や鳥との闘いがこの先延々とつづきそうだ。