「たぬきせんべい」の山ある記

ニフティの「山のフォーラム」が消滅したのでブログを始めてみました

【丹沢周辺】大山北尾根とナベワラシ

2007-12-05 23:06:16 | 道不明瞭

ヤビツ峠から大山に登って北尾根を下り、途中車道も歩いて物見峠に上がって辺室山に向かう途中、ナベワラシ(817m)への尾根道に入って、宮ヶ瀬湖の湖岸車道(一般車進入禁止)に下りました。当初は辺室山を経由して土山峠に下る予定でしたが、ナベワラシの表示と面白そうな尾根道に引かれて、予備知識無しで入ってしまいました。日が短い中、時間との争いもあって、いったん下った沢からのナベワラシへの登り返しがきつかった。この登りはほとんど踏み跡はなく、登りやすそうなところに目印が付いているだけでした。

【日 程】2007年12月5日(水)日帰り
【山 域】丹沢周辺
【山 名】大山、鍋嵐(ナベワラシ)
【メンバ】単独
【天 候】晴れ
【参 考】山と高原地図28丹沢(昭文社)
【コース】ヤビツ峠(9:00)→大山(10:15)→一ノ沢峠(12:20)→物見峠(13:40)→湖岸車道(16:15)→宮の平バス停(17:15)
【切 符】丹沢大山フリーパス利用(割引周遊券)

秦野駅からヤビツ峠行きのバスは平日でも乗客が多く、座れない人もいた。蓑毛を過ぎてバスの車窓からの紅葉や展望がいい。ヤビツ峠行きのバスに乗ったのは十数年ぶりのことで、こんなに展望のいい記憶はなかった。ヤビツ峠からはこれまで表尾根を歩いたことしかなく、大山へ向かうのは初めてだったが、下社からの道と合流する少し手前で素晴らしい富士の展望が得られた。

大山山頂の電波塔の裏から北尾根を下る。踏み跡は比較的明瞭で目印も出てくる。時々左手に富士と丹沢の展望が開けるところがあって素晴らしい。大山は北尾根を歩いてこそ価値があるなぁと感じた。下っていくとやがて、一時はいやというほどあった目印が無くなり、踏み跡も不明瞭となる。しかし藪も無く、尾根筋が明瞭なので迷う心配はあまりない。ミズヒノ頭から急な下りとなって鉄塔に着く。すぐ先で分岐があり、一ノ沢峠に向かう。

一ノ沢峠からは黒岩に向かい、舗装道路に出た。ちょうど工事の車が停車していて、運転手の人から「この辺、熊が出たから気をつけて」とアドバイスいただいた。黒岩には向かわず、しばらく車道を歩いて丸渕あたりで山道に下ったが、荒れていて道が不明瞭となったところで、再び車道に戻ってトンネル手前から道標に従い、物見峠に登る。物見峠はいま登ってきた道のほか三峰山方面、煤ヶ谷方面、辺室山方面、黒岩方面へと5叉路になっているが、黒岩方面は道が崩壊して通行止めとなっていた。

辺室山への道に入ったが、少し登ったピークに立っている杭に「ナベワラシ」と矢印が書いてある。矢印の方にはやせた尾根が続いており、なかなか面白そう。時刻を見て初めは偵察に入るつもりだったが、目印も整備されており少し歩き足りない感じも持っていたので、調子に乗ってどんどん進んでしまった。やがて目印はあるものの、踏み跡がつかないほど急な下りとなり沢に下ってしまった。地図から見て鞍部に下って登り返すと思っていたが、やや北よりに下ったようだ。

ここから、目印は沢を下るように付いているが踏み跡は無い。少し下ったところで目印は左手の斜面に導いていく。目印に従って登って行くが、踏み跡はほとんど無い。きつい登りは長く続き、時間も心配なので疲れた。やがて頂上付近で北に向かう踏み跡に出る。頂上はすぐそこと思われたが、ちょっと気持ちに余裕が無くなっており省略した。北に向かうと宮ヶ瀬湖も見えてきてほっとする。長い下りを行き、左下に宮ヶ瀬湖を渡る橋を見てさらに北に下る。やがて尾根から沢に下るところは目印もまばらで、踏み跡も消えている。

沢に出て、対岸に渡ったところから強引に登って舗装道路に上がった。左へ舗装道路を下り、橋を一つ渡って真っ直ぐ行き、もう一つ橋を渡ると一般車の走る車道に合流する。出るところは通行止めになっているが、フェンス沿いに少し歩いて出ることができる。日が落ちた車道を宮の平バス停まで歩いた。バスの時刻まで時間があったのでお店に入ろうと思ったが、貸切のようで断られた。ぶらぶら学校の方へ歩いて行くと宮ヶ瀬あたりのクリスマス用のライトアップが綺麗だった。


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