韓国人の日本に対する感情は複雑なようだ。
日本は嫌いだけど、日本製の電機製品やカメラ、化粧品は好き。
若い世代も反日教育で日本嫌いが多いが、日本のAKB48やアニメが大好きだ。
旅行に行ったときなど、韓国人から面と向かって「日韓併合の36年間」とか「従軍慰安婦問題」を言われることはないが、言葉の端々に日本を非難するニュアンスを感じることがある。
「親戚の叔父さんが日本軍に徴用されたまま帰ってこなかった」
「私の父親は小学校で日本人教師によく叩かれたと言っていた」
中には、16世紀の豊臣秀吉の朝鮮出兵を持ち出してくる人もいる。
韓国文化は「恨の文化」だと解説する人がいる。
韓国人にとって「恨」とは、たんなる恨みつらみではなく、憧れや悲哀なども含んだ複雑な感情なのだという。
それが日本に対して恨みを募らせる一方で、日本製品や日本文化には憧れるといった屈折した思いになる。
その背景には、昔からたびたび異民族による侵略を受け、服従を余儀なくされてきた長い抑圧と歴史があるといわれる。
日本と交流があった百済を滅ぼした新羅は唐の支援を受けて朝鮮半島を統一したが、そのために唐と君臣関係を結んだ。
もちろん唐が君主だ。
その後、朝鮮半島は高麗、李氏朝鮮と変わるが、大陸の元や明、清の侵略をたびたび受けて属国となった。
そうした悲しい歴史が「恨の文化」を育んだのだろう。
しかし、韓国はいまや先進国の仲間入りをし、サムスンや現代自動車といった世界に誇る企業グループも登場している。
韓国は、いつまでも過去を引きずっていては、これ以上成長できないのでは・・・。