当時の我々とすれば「お前達はヘタクソなので、演奏はスタジオミュージシャンにやってもらってボーカルだけ青柳でいく」と言われたら、素直に従っていたと思う。少なくとも私は演奏に対してなんの自信もプライドもないので、喜んで受け入れたと思う。が、実際はそうではなかった。ほとんどを我々が演奏している。プロデューサーの方針だったのだと思う。「ほとんど」と書いたのは、映画のイメージサントラという性格上、我々と関係ない曲も入っている。映画の中で唄われる「子守唄」や、鈴木監督自ら作詞したエンディングテーマ曲などだ。それらの曲のアレンジ、演奏はプロデューサーがほとんどひとりでやってしまった。
「関係がない」と書いたが、「子守唄」(これも作詞は監督)については作曲の依頼はあった。作曲したが、結局別の人が作ったものになった。また、監督作詞曲についても、「曲をつけてみなさい」と言われ、池谷青柳と私とで3人それぞれ作曲した。青柳の曲が採用された。私はモロに演歌にしてボツ。池谷の曲は「メロディがいい」と言われ、別に作詞をしアルバムに収録されている。
演奏にしても、作曲依頼にしても、スタッフは実に我々に対して紳士的である。「新人だからこれでいいだろう」的な対応はなかった。
「関係がない」と書いたが、「子守唄」(これも作詞は監督)については作曲の依頼はあった。作曲したが、結局別の人が作ったものになった。また、監督作詞曲についても、「曲をつけてみなさい」と言われ、池谷青柳と私とで3人それぞれ作曲した。青柳の曲が採用された。私はモロに演歌にしてボツ。池谷の曲は「メロディがいい」と言われ、別に作詞をしアルバムに収録されている。
演奏にしても、作曲依頼にしても、スタッフは実に我々に対して紳士的である。「新人だからこれでいいだろう」的な対応はなかった。
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