楽器なしでも譜面が書ければ、「曲を失う」こともなかったのだろうが、私は楽器がないと譜面は書けない。絶対音感がないからだ。
留守番電話のある友人に電話を勝手にかけて録音してしまう、という方法も考えた。が、電話をしても、その友人が運良く外出していればいいが、在宅の場合は普通の会話が成立してしまう。「お前に用はない、留守電にしてくれ」というのも失礼だ。「何かに録音してくれ」というのも悪い。
留守電作戦はあきらめた。
カシオが「鍵盤つき電卓」を発売していたので、購入した。20センチ定規のような大きさで、小さな鍵盤がついており、音はピーピーと単音の電子音だが、メロディの記憶ができた。1980円程度で買えたと思う。
いつも携帯して、フレーズができれば、記憶させた。
これで、ばっちりか、と思ったらそうでもなかった。たしかに単音のメロディは記憶できるが、それまでやっていた、そこからの「ふくらみ」は記憶できない。下宿に帰ってメロディを再現しても、全体像はつかめないことが多かった。やはり、頭の中でふくらませて、何度も歌い上げないと曲は熟成しないのである。
留守番電話のある友人に電話を勝手にかけて録音してしまう、という方法も考えた。が、電話をしても、その友人が運良く外出していればいいが、在宅の場合は普通の会話が成立してしまう。「お前に用はない、留守電にしてくれ」というのも失礼だ。「何かに録音してくれ」というのも悪い。
留守電作戦はあきらめた。
カシオが「鍵盤つき電卓」を発売していたので、購入した。20センチ定規のような大きさで、小さな鍵盤がついており、音はピーピーと単音の電子音だが、メロディの記憶ができた。1980円程度で買えたと思う。
いつも携帯して、フレーズができれば、記憶させた。
これで、ばっちりか、と思ったらそうでもなかった。たしかに単音のメロディは記憶できるが、それまでやっていた、そこからの「ふくらみ」は記憶できない。下宿に帰ってメロディを再現しても、全体像はつかめないことが多かった。やはり、頭の中でふくらませて、何度も歌い上げないと曲は熟成しないのである。
そんな話を聞いた覚えが...。
しかし、公衆電話に向かってひとりで歌っている姿は馬鹿みたいですね。