オーディオは”音”を追求する趣味であり、どのようなジャンルの音を選択するかは当然、そのリスナーが決めることになります。
ただ、音といっても意味が通じないものでは面白くもなんともないので大抵のオーディオマニアの場合、
・音楽
・映画
この2つのジャンルから音を選ぶわけです。
映画音の再生の場合は、”ただ入っている音を100%再生する”という理想にほとんどの人は異論はないと思いますが、ことオーディオとなるとそうはいきません。
明確なイメージができないが故にイマジネーションの方向性が多岐に亘るためです。よって理想とする音も多様化してしまいます。
中でも、マニアが好むジャンルといえば”クラシック”と”ジャズ”に大別されます。
クラシック:ホールの大きさや奥行きを再現する。楽器の種類が多いため質感の描き分けを重視する。
ジャズ(ボーカル含む):ライブハウスの迫力を再現する。幾つかの楽器の実在感や迫力を重視する。
簡単に表現すればこんな感じです。もちろんオーディオの好みとジャンルの好みがかみ合わない場合があります。このような方は、生涯の伴侶にはなかなか会えないかもしれないし、音の方向性についても理解は得られないかもしれませんね。
実は私自身にもそういう傾向が少しあります。というか好きな音楽も好きな音も多すぎて、方向を決められないでいるのです。
話がそれてしまいましたが、kazzさん邸の話です。
kazzさんはクラシック愛好家と言い切って差し支えないと思います。ジャズも聴かれますがなんとなく息抜きといった感じでやはりメインはクラシックです。
kazzさん邸で聴けた音はクラシック好きのマニアが進むべき教科書のようでした。
「CDに入っている情報に着色をしないこと」
質感なり音圧なり時間情報なり、どこかをデフォルメをするのではなく、何もデフォルメしないことで得られる世界、といった感じでしょうか。
これはeARやTHIELの特徴でもあると思うのですが、恐らく他の機器達も皆そういう方向性を持っているんでしょうね。
(ただ、THIELは確信犯的にハイエンドが持ち上がっている気がします。2.4や7.2の周波数特性を見たことによるプラセボか?ちなみに私はハイエンドをわざわざ意図的に持ち上げたりする位ですから全然平気ですけど。)
特に秀逸だと感じたのが、この3つ。
・小音量時にもの足りなくならないこと
・重低域、特にグランカッサの伸びと質感が良いこと(早く鳴って欲しいと思うくらい)
・奥行きと透明感があり見通しに優れること
3つめに関しては、”SPの背後の壁も近く、かつセンターにあれだけ物があるにもかかわらず”だったのでなお驚きました。
広大な専用ルームがあればもっと凄いことに…とないものねだりしたくなる程、リビングオーディオとして完成度の高い良い音だったと思います。
家に帰ってCREDOを聴いたら、ええ、ガックリしましたよ。
ここには書ききれませんが、その後一緒にいらっしゃった仲間の方との飲み会含めいろいろ楽しく勉強になりました。
ありがとうございます。またよろしくお願い致します。
ただ、音といっても意味が通じないものでは面白くもなんともないので大抵のオーディオマニアの場合、
・音楽
・映画
この2つのジャンルから音を選ぶわけです。
映画音の再生の場合は、”ただ入っている音を100%再生する”という理想にほとんどの人は異論はないと思いますが、ことオーディオとなるとそうはいきません。
明確なイメージができないが故にイマジネーションの方向性が多岐に亘るためです。よって理想とする音も多様化してしまいます。
中でも、マニアが好むジャンルといえば”クラシック”と”ジャズ”に大別されます。
クラシック:ホールの大きさや奥行きを再現する。楽器の種類が多いため質感の描き分けを重視する。
ジャズ(ボーカル含む):ライブハウスの迫力を再現する。幾つかの楽器の実在感や迫力を重視する。
簡単に表現すればこんな感じです。もちろんオーディオの好みとジャンルの好みがかみ合わない場合があります。このような方は、生涯の伴侶にはなかなか会えないかもしれないし、音の方向性についても理解は得られないかもしれませんね。
実は私自身にもそういう傾向が少しあります。というか好きな音楽も好きな音も多すぎて、方向を決められないでいるのです。
話がそれてしまいましたが、kazzさん邸の話です。
kazzさんはクラシック愛好家と言い切って差し支えないと思います。ジャズも聴かれますがなんとなく息抜きといった感じでやはりメインはクラシックです。
kazzさん邸で聴けた音はクラシック好きのマニアが進むべき教科書のようでした。
「CDに入っている情報に着色をしないこと」
質感なり音圧なり時間情報なり、どこかをデフォルメをするのではなく、何もデフォルメしないことで得られる世界、といった感じでしょうか。
これはeARやTHIELの特徴でもあると思うのですが、恐らく他の機器達も皆そういう方向性を持っているんでしょうね。
(ただ、THIELは確信犯的にハイエンドが持ち上がっている気がします。2.4や7.2の周波数特性を見たことによるプラセボか?ちなみに私はハイエンドをわざわざ意図的に持ち上げたりする位ですから全然平気ですけど。)
特に秀逸だと感じたのが、この3つ。
・小音量時にもの足りなくならないこと
・重低域、特にグランカッサの伸びと質感が良いこと(早く鳴って欲しいと思うくらい)
・奥行きと透明感があり見通しに優れること
3つめに関しては、”SPの背後の壁も近く、かつセンターにあれだけ物があるにもかかわらず”だったのでなお驚きました。
広大な専用ルームがあればもっと凄いことに…とないものねだりしたくなる程、リビングオーディオとして完成度の高い良い音だったと思います。
家に帰ってCREDOを聴いたら、ええ、ガックリしましたよ。
ここには書ききれませんが、その後一緒にいらっしゃった仲間の方との飲み会含めいろいろ楽しく勉強になりました。
ありがとうございます。またよろしくお願い致します。
あまりにも測定重視の機械的な音も好きではないからです。
また、よろしくお願い致します。
特に、奥行・透明感・見通しに関しては普段から気を付けている部分であり、取り上げて下さり嬉しい限りです。
ティールのスピーカーはご指摘のように中高域~高域に掛けてちょっとした味付けが感じられますね。F特上でも明らかに強調されているかというと恐らくはそれ程じゃないんだと思いますけど。あの高域の強調感は、スリムでリアルな音像、独特のクールな音場展開をより印象づけるためのジム・ティールの拘り、と言う気がしますね。eARが来る前はJEFF#1を使っていました。このアンプは高域がちょっとモッサリしたところがあったので気になりませんでしたけどeARはそれを見逃さないですね。多分、定番クレルやその他アメリカン・ハイエンドアンプだと高域の強調感は上手く中和される気がします。
あれから更にエージングが進んでスムーズな感じになってきています。また遊びに来て下さいね。
*kazz*