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アナログについて

2016年03月19日 08時19分45秒 | オーディオ
最近、アナログプレイヤーが売れているそうです。中古ディスク屋に立ち寄っても、いつも何人かのオジサンが凄く集中した顔で掘り出し物ディスクを探している姿を見つけます。

私がアナログプレイヤーを処分したのは、もう25年も前のことです。

当時、こんな機器を使っていました。




ターンテーブルにDENON DP-75





トーンアームにSAECの407/23




カートリッジにDENONのDL-304


ところが音が悪かった。
当時、私はまだまだオーディオの素人の域でしたから、音が悪い原因について特定が出来ていませんでした。
調整は完璧に行っているつもりでしたし、幾つかのアクセサリも試していましたから、結果が出ないことにストレスを感じました。
加えて針を2回も折りました。あの時のショックといったら…

新入社員で引っ越しもあり、狭い部屋に嵩張る物も持っていけないのでアナログプレイヤーは会社の先輩にタダ同然で売りました。

そこでCDに本格移行しました。周波数バランスにおいて低域の厚みが減ったこと、トランジェントが劣化したことがデメリットに思いましたが、あとは概ね良くなったので不満は待ちませんでした。

音が悪かった理由は恐らくターンテーブルでしょうね。正確な分析は今となっては不可能ですが、もし今も当時の機器を持っていたなら、是非現代の機器を組み合わせてみたいと思います。

現代のターンテーブルやトーンアームは本当に面白いです。機械的にとても美しくて所有してみたい気になります。
(相変わらず普及価格帯における日本製品のデザインセンスの悪さには閉口しますが)


ただ、私はアナログレコードが音が良いと言われている理由は、”ハウリングと歪とゆらぎとセパレーションの適度な悪さ”だと思っています。
正統的なHifiからは外れるような気がして、もし購入するとすれば結構遊び感覚かもしれません。


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