インクルーシブな社会のために

障害の有無程度に関わらず支え合う社会へ ~ハマジョブネットワーク~

自立支援法に関する講演

2009年05月24日 | 記事
5月16日、県社協にて、自立支援法に関する講演があった。
講演者は、社会事業大学の平野方紹さん。
主催者は、厚木精華園。

この中で、障害福祉の法制度が、公的責任と私的責任の中で
揺れ動いているという指摘があった。
法制度なんだから公的責任なのは間違いないんだが、
どこまで責任を持つか、ということである。

たとえば、介護保険の財源は、その一部を保険料で賄っている。
これに対して、障害福祉では保険料をとらない。
これは、障害福祉の方が、より、公的責任を重んじているということ。
単なるお金の話でなく、公的責任に対する理念の問題でもある。

今度の自立支援法の改正で、
応益負担から応能負担になるという点がある。
これは、サービスを受ける分だけ負担するというものから、
支払える能力に応じて負担するものになるということ。
これはいわば、公的責任という考え方をより強くするものといえよう。

この方向性にはもちろん異論があろうが、
法制度はそうなっているということである。

後見的支援推進プロジェクト

2009年05月24日 | 記事
5月15日、横浜市役所において、
横浜市障害者施策推進協議会の一専門委員会である、
後見的支援推進プロジェクトの第1回が開催されたので聞きに行った。

第1回なので、各委員が自己紹介と問題意識を述べるにとどまったが、
早くも福祉と司法間の問題が出てきた。
最近、触法のケースで、両者の連携の必要性が特に叫ばれているが、
触法まで行かずとも、この関係作りが必要である。
今後の展開が楽しみである。

個人的には、専門家だけでなく、地域・ご近所さんで
支える仕組みをどう作るか、
あるいは既存の仕組みにどう入れていくかが気になった。
こういう委員会だと、当然だが、専門家による議論になる。
ここに、いかに「地域」の視点を入れるか、である。

乗馬会

2009年05月24日 | 記事
5月12日、松風学園にて乗馬会が行われた。
乗馬協会という団体に協力をお願いし、
グランドにて利用者さんを馬に乗せ、引率付きで馬を歩かせる。
怖くてなかなか乗れない利用者さんも多い。

乗馬の後は、餌(人参と林檎)をやる時間があり、
乗らない人も馬とふれあって楽しむことができる。

また、この会の特徴は、近隣にも声をかけ、
特養ホームや保育園、作業所などの利用者さんも乗馬するのだ。
皆さん非常にいい顔を見せていた。