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インクルーシブな社会のために

障害の有無程度に関わらず支え合う社会へ ~ハマジョブネットワーク~

精神科デイケア懇話会

2008年01月24日 | 記事
1月21日、神奈川県精神神経科診療所協会の、
「精神科デイケア懇話会」が行われ、参加。
医療関係者以外の参加は私と同僚だけだったと思う。

前半の分科会では、退院促進と就労とに分かれた。
自分は就労のグループに参加。
ビジネススタッフの方が雇用の立場として話をされた。

後半は講演会。短い時間での講演だったが、
医療と福祉の関係についてわかりやすいお話だった。

懇親会では、市役所の人間として挨拶の場が与えられ、こう話した。
企業の雇用の意欲は強まっている、
だが精神障害の理解が進んでいないので、
行政としては、企業に理解を働きかけることをしていきたい、
また、神奈川は、他県に比べて社会資源があるので、
連携と分担を進めることが大事である。

その後、いくつかの診療所の方と話をしたが、
デイケアには就労意欲のある人が多くいるようだ。
もちろん意欲すなわち就労というわけにはいかないが、
需要がたくさんあると認識できた。

懇親会

2008年01月22日 | 記事
1月17日、市役所の障害者就労支援担当者と、
教育委員会の特別支援教育の就労支援担当者、
横浜のハローワーク職員とで懇親会を行った。

組織や仕事は違えど、目的は同じ公務員だということを
改めて感じる。

KIZUNAが大学を訪問!

2008年01月13日 | 記事
1月12日。
かつて市社協が開催した知的障害者向けホームヘルパー3級講座の
元受講生たちの自主的サークル、KIZUNAが、
金沢区にある関東学院大学のキャンパスを訪問。

学食で食事をし、図書館に入って図書を読み、
ゼミの発表会を聴講。
その後、ゼミ生と意見交換をした。

そのゼミでは、福祉実習を行っており、
担当講師のかたの計らいで、今回の訪問が実現したものだ。

単なる見学会といえばそれまでだが、非常に意義深いこと。
こうした社会参加がもっと広がればいいと思う。

戸塚の研究会

2008年01月13日 | 記事
1月11日、戸塚就労支援センターにて、
障害者就労について考える研究会が行われた。

研究会の出席者は、研究者、教育関係者、区社協、NPOなど。

この研究会では、いくつかの企業を見学し、
それをDVDにまとめ、セミナーで発表することとなった。

この成果は、広く社会に還元されることになりそう。
非常に楽しみだ。

東京都職員と交流

2008年01月13日 | 記事
1月8日、東京都の産業労働局からお招きを受け、
役所における知的障害者の職場実習について意見交換をした。

横浜市の場合は、この職場実習から雇用へと話が進んだのだが、
東京都は難しいとのことだった。

しかし、都内の就労支援機関と連携しながら、
庁内のいろいろな部署に受入を働きかけ、
また今回のように外部の人を呼び勉強する姿勢に心打たれた。

意見交換会の後も、引き続き懇談を行い、
障害者雇用の話や、公務員としての姿勢なんて話にも及んだ。

組織は違うが、社会をよくしようという目的は同じで、
日頃抱えている悩みには共通点も多く、
東京都の職員が随分と身近になった。

今後も交流して切磋琢磨できればいいなと思う。

難病と戦う若者

2008年01月06日 | 記事
1月6日、TBSの番組「報道特集」にて、
ポルフェリン病という難病と戦う若者を取り上げていた。
(その元となった番組の紹介はこちら

ポルフェリン病というのは、紫外線が当たると体内に毒素ができ、
死に至ることもあるという。

その若者は、日に当たるときは黒頭巾や黒手袋を着けている。
自分の病気に立ち向かうだけじゃなく、自分の役割を考え、
福祉の大学に進み、難病指定について学び、
患者の会にも積極的に参加している。

彼の言葉で印象的だったのは、
「補助をもらうよりも、他の人に病気を知ってもらうこと」。
そのために、若い当事者が自ら動く姿勢に心打たれた。

余談だが、映像の中で、彼の大学に
「障害学生支援センター」というコーナーが出てきたので
調べてみた。

これは、独立行政法人日本学生支援機構が
障害学生修学支援ネットワークを作り、
全国のいくつかの大学において相談事業を行っているもの。

このネットワークに参加しているかどうかはともかく、
全国の大学がどれだけ障害のある学生を支援しているか気になった。

2007年を振り返って

2008年01月05日 | 記事
簡単に昨年を振り返ってみたい。

2月には市役所で3回目のシンポジウムを開催した。
前回より参加人数は少なかったが、地域の連携ができているので、
単発で発表内容を考えるというより、
そのとき熱い話題を発表していただくので企画が楽だ。

4月にはこれまで分かれていた精神障害者支援の部署が
本格的に一緒になり、また新たに就労支援係が発足した。
職員も大幅に変わったので、とにかく係内のコミュニケーションが増え、
逆にいい体制になっている。

6月には新たな就労支援センターの運営法人の選定があった。
選定自体は外部の委員にお願いするが、
そのために市としてどんなセンターを作っていくかの議論を
職員同士で繰り返しできたのがよかったと思う。

7~9月には市役所として初の知的障害者雇用をすることとなり、
その準備がとにかく大変だった。
これをどう生かしていくか、これからが正念場だ。
なお、採用した職員はとても優秀に仕事をしてくれている。

12月には企業の障害者雇用を表彰する、
「ハマライゼーション企業グランプリ」事業を開始。
単に障害者を支援するということだけでなく、
地域貢献を果たしている企業を評価することで社会を掘り起こしていく。

上記以外には、市内各地で就労支援センターを中心とする
地域ネットワークが続々とできてきた。
これまで主に知的障害者の支援をしていた就労支援センターが、
精神障害の方も支援し、また地域の核となっている。
就労支援センター同士が意見交換するメーリングリストも作り、
センター間の連携も増やしていく。

地域には私的な勉強会も次々とできており、
今後も連携が重層的に展開していくことだろう。

それから昨年度に続き、就労支援検討会議を設置。
今年度はまだ1回しか開いていないが、実効性の高い会議になった。

厚労省が主催する労働政策審議会障害者雇用部会や研究会に
同僚で手分けしてほとんど傍聴した。
地域だけを見るのではなく、国の動向を見ながら、
市としてどうやっていくかを考えている。

個人的には、横浜市立大学の斉藤教授の研究報告に
共同執筆者として参加したり、
講演会や座談会にてお話をさせていただいたりと、
アウトプット的な活動をする機会を与えてもらった。
人前で喋るのは下手だが、度胸だけはついてきた。

また、自分のキャリアを考えて、
事務職から福祉職に、そして柄になく管理職に進む道を選んだ。

これまではスタンドプレイが多かったが、
今後は周囲の人々と一丸となって地域をよくしていく、
そんなことを戦略的に実行していきたい。

就労支援センター、開設

2008年01月05日 | 記事
1月4日、横浜に新たな就労支援センターが誕生した。
場所は横浜駅から数分のいい立地。
当日、顔を出してみると、スタッフさんの会議中。
準備から今後も大変だろうが、頑張ってほしい。

横浜市としては、中期計画の中で、平成22年度までにセンターを9箇所とするとあり、これで7箇所となる。
非常に厳しい財政状況なので、単にセンターを作るということでなく、質を高め、地域連携を展開していきたい。

【市の記者発表】
http://www.city.yokohama.jp/ne/news/press/200712/images/php45IXY8.pdf

【運営法人の県央福祉会のサイトより】
http://tomoni.or.jp/detail.php?id=178&PHPSESSID=43a1570e32c14b42ecca1dee50a4f7d5

区の監査

2007年12月29日 | 記事
12月27日、戸塚区役所にて事務処理のチェックと
業務についての意見交換。
これは障害福祉部の各担当者が交替で
18区すべてをおこなうものなのだが、
戸塚区の職員は、身体・精神・知的の3障害のファイルの色に合わせ
青・黄・ピンクの服を着て出迎えてくれた。

ともすれば「監査」という名の下で
区役所から嫌がられがちなこの作業に、
このようなユーモアをもって臨んでくれたことに感動した。

異動のお知らせ

2007年12月23日 | 記事
このたび、異動することになりました。
2002年12月に役所の職員提案制度にて、
障害者の就労・雇用に関わるようになって以降、約5年。
いろいろな方と関係ができ、お世話になり、
公民起業家と持ち上げられたりもしました。

ずっとこの仕事に関わっていたい気持ちは変わっていませんが、
だからこそ、自分に鞭を打ち、
より影響力を持てる立場に追い込もうと考えました。

どのポストになるかはまだわかりませんが、
何らかの形で障害のあるかたの就労雇用の応援、
広い意味でコスタを目指すことに変わりはない覚悟です。

したがって、このブログも続けていくつもりです。
これからもよろしくお願いします。

検討会議の開催

2007年12月23日 | 記事
12月18日、横浜市障害者就労支援検討会議を開催。
昨年度も行っていた会議だが、今年は刷新した。

一つは労働・教育・福祉など専門分野から委員を最低限にしぼったこと。
委員の選定は苦渋の決断だった。
ポイントは、就労支援を進めようという意欲はもちろん、
その分野において影響力をもっていること、
さまざまな地域やネットワークにつながっていること。
自分が自分がではなく、連携して地域をよくしようという姿勢。
そしてその人の情熱。
だから、基本的には法人や事業者の代表などではなく、
個人として指名した。

もう一つは、雰囲気作り。
場所もふれあいショップという、障害者が働く喫茶店の一角を借り、
我々事務局の職員も一緒に円くなり、お茶を飲みながら。

委員のキャラクターが生きて、活発な議論となった。
最近はネットワークの重要性が叫ばれ、
あちこちで会議が行われているが、形骸となることも多い。
委員がお互いに心を開き、前向きに一緒にやろうとすることが大事だ。

マラソンに挑戦

2007年12月17日 | 記事
12月8日に出国し、ハワイに飛ぶ。
ホノルルマラソンに参加するためだ。

翌9日午前5時、マラソンがスタート。
同行した社会福祉法人のかたや、
知的障害のあるかたと一緒に走る。

しかし初のフルマラソン挑戦で、準備も怠っていたので、
20キロくらいからもう走れず。
一緒のかたに合わせてもらって、なんとかゴール。
時刻は12時を回っている。7時間かかっていた。

歩いている間は足が痛くて仕方なかったが、
一緒に歩いてくれたかたや、沿道の応援に助けられた。
まさに、一人では生きていけないんですね。

この後も二日間滞在し、同行した方々と一緒に観光。
とにかく楽しい旅だった。
知的障害、ということについてもより深く勉強できた。

区役所

2007年12月17日 | 記事
12月6日、港南区役所の「監査」。
区のケースワーカーの日頃の仕事ぶりを
見せてもらえるチャンスでもある。

そのついでに、周辺にある
地域活動支援センターや
精神障害者生活支援センターに寄り、
食事したり、情報収集。

また、区役所にいる知り合いの職員とも挨拶した。