「見仏」と「札所巡り」と「仏教少々」

仏像鑑賞と札所巡りと受け売りの仏教を少し

ふたたびの奈良、新薬師寺

2010-03-26 21:35:00 | 見仏(奈良)
もう少し、バス停から近いのかと思いきや、
15分くらい歩いたろうか。
バス停から近いはずだという先入観から、
実際は遠かったので長く歩いた感じがする。

かつて、このお寺は、今とは違い、
敷地の広い大きなお寺だったとのこと。
平家に焼き討ちに合ったが、今回みる仏のいるお堂は、
難を逃れたとのこと。
その後、鎌倉時代に、お寺が再建されたという。

薬師如来は、お目目が全体的に大きい。天平時代の作。

そして、これを取り囲むボディーガードの十二神将、
塑像(添え木の周りに粘土で固めていき、作ったもの)。
天平時代の作なので、玉眼ではない。
色も剥がれ落ちたりしているが、
天平という古い時代のものなので当然かな。

十二神将のうち、怒髪は、バサラ、ビギャラ、クビラ、
シュウトラ・・・等いるが、バサラがよく写真に
出てくるし、目立つ。
この十二神将の中のベスト3:
(1)バサラ(2)メイキラ(3)クビラ 

ふと、ビギャラ、クビラなどの名前は、
怪獣の名前だなと思った。
yahooで、「怪獣の名前 十二神将」で探すと、ヒットする。
ほかにも気づいていた人いるなぁ。


堂内でありえないと思った光景を目にした。
なんと、1箇所、ステンドグラスが・・・。
外の光を取り入れ、きれいな色あいではあったが、
なぜ、和様の様式の堂内にステンドグラスがと思った。

その当日の午後、なら奈良館に行った時、
初老のガイドのおばちゃんもこの件を話していた。
よく国がこのステンドグラスを許可したねぇと。
お寺の住職が、若いときからスポーツカーを
乗り回したりしていて少し変わり者であったと。

ステンドグラスに、キリストやアベマリアの人物の
デザインではなかったのが、せめてもの救いだった。

和洋せっちゅうといえば、奈良の街中に、
完全にお寺の様式の保育園の建物があるが、
この建物の玄関の屋根のほうには、
大きな十字架が取り付けられていた。

写真は、なら奈良館の十二神将のうちの
バサラ(模造)。なら奈良館では写真okとのこと。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ふたたびの奈良、東大寺、法華堂 | トップ | ふたたびの奈良、円成寺 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

見仏(奈良)」カテゴリの最新記事